3人の男の子を育てるユウさんが、妻の妊娠をきっかけに、だんだんパパへと成長していく過程を思い返しながらつづる、本連載。第19回は「陣痛と無力な男」です。
切迫早産の危険性で入院していた妻。37週目に入り、退院して自宅に戻りました。
妻は陣痛らしき痛みに耐え、私はオロオロするばかり……。初めてのことで、2人とも、今どういう状況なのかがわかりません。
言われてもどうにもならない言葉。夫からの「大丈夫か?」……。それくらいしかかける言葉がないんですけど、苦しい妻にとってはイライラするみたいです(汗)。
陣痛のがしにテニスボールがいいと友達から聞いたらしいのですが……田舎に住んでいるので、夜中にテニスボールが買える場所などありません。そんなことは、妻もわかっているのですが、何か言わないと痛みがまぎれないようです。
しばらくすると、痛みがおさまった妻。陣痛ってこんな感じなんですね。妻が次に要求したのは「紙と鉛筆」。え? 何で!?
陣痛の間隔を記録しておくことが大切なのだとか……知りませんでした。それにしても、さっきまで痛がっていたのが、うそみたいにケロっとしています。しかし……。
男はオロオロするばかりで、やれることがほとんどない……。出産に関して、男は本当に無力です。この日から、夜中に数十分単位で起こされ、時間の記録とツボ押しをする日々が続きました。
ユウ
男の子3人のパパ。不器用なので、いろいろな失敗を繰り返しながらも、フルタイムで働く妻とともに仕事・家事・育児に奮闘中。3人育てていると少しずつ、家事・育児のコツが分かってきた? 気がします……。
自身のブログ「不器用男の子育て日記123」で育児漫画を更新中。