「子育てにお金ってどれくらいかかるの? 」「東京暮らしと地方暮らしとでは、子育てにかかるお金に違いがあるの? 」「教育資金づくりってどんなふうにするの? 」「教育費が足りない場合どうしたらいいの? 」など、子育て真っ最中の方、またはこれから子育てする方には、こんな疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか。
前回につづき、今回も「子育てとお金」をテーマに有益な情報をご紹介していきます。「出産にかかるお金」「教育費の目安」「教育資金づくりの方法」「教育費を地域別で比較」など、さまざまな角度から、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が「子育てとお金」についてお伝えしていきます。
教育資金を貯める方法
今回は、「預けたお金が減ることは絶対にイヤだ!」というリスク回避型の人向けの金融商品をご紹介します。「元本(預けたお金)の保証」が第一優先という方もいらっしゃると思います。収入の全額を金融機関の「普通預金」に預けているだけという方は、まずは下記の金融商品をご検討してみてはいかがでしょうか。
スーパー定期預金
預け入れた金利が満期日まで適用される固定金利の金融商品で、預入金額が300万円未満の「スーパー定期」と、300万円以上の「スーパー定期300」の2種類があります。
期日指定定期預金
預け入れてから1年たてば、満期日を自由に任意の日を指定できる定期預金です。ただし満期日の指定は、1カ月前までに通知が必要としている金融機関が多いです。
貯蓄預金
一定額以上の残高を保っていれば、一般的に普通預金より金利が高く、定期預金より換金性が高い、普通預金と定期預金の中間に位置する預金です。
上記の3つの金融商品は、多くの金融機関で取り扱っていて、比較的「安全」と言われている商品です。
その理由は、各表の「保護」の欄に書いている「預金保険制度の対象」だからです。この「預金保険制度」とは、金融機関が破綻した場合に預金者を保護する制度で、利息がつく定期預金などは、1金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。約1,000万円まで元本が保証されるので、安心して教育資金として貯蓄することができます。