「ふるさと納税」は聞いたことがあるけど、よくわからない。「ふるさと納税」をやってみたいけど、難しそう。そんな方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、複数回に分けて1からふるさと納税について紹介していきます。

そもそもふるさと納税とはなにか、どんなメリットがあるのか、利用方法や税金の計算方法、各自治体の返礼品の紹介など、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が、実際にふるさと納税をやってみて感じたことを交えながらお伝えいたします。

  • 改めて1から学ぶ"ふるさと納税" (7) 実際に頂いた返礼品のご紹介

    改めて1から学ぶ"ふるさと納税" (7) 実際に頂いた返礼品のご紹介

2020年のふるさと納税の期間も残りわずか

ふるさと納税は、1月1日から12月31日の1年間に寄附を行うと、基本的には、寄附をした合計金額から2,000円を差し引いた額が当年度の所得税が還付(税金が返ってくること)されたり、翌年度の住民税が控除(税金から差し引くこと)されたりします。したがって、2020年分のふるさと納税は、12月31日が締切となります。

ただし、人気のある返礼品は、在庫切れ等の理由で取り扱いが早めに終了する場合もあります。また、寄附自体が12月31日よりも前に受付を終了する自治体もありますので、これからふるさと納税を行う場合は、自治体のホームページ等でご確認ください。

さらに、12月31日までにふるさと納税の寄附を行ったとしても、自治体の入金確認手続きに時間がかかり受領が2021年扱いとなってしまう場合もあります。「郵便振替」や「銀行振込」の場合は金融機関の休業日等を考慮し、また、「現金書留」の場合は郵送に時間がかかることも考慮して、手続きしてください。

可能であれば、ふるさと納税の専用サイトで「クレジットカード」等のオンライン決済にすると、安心でしょう。原則として、決済が完了した日時に受領されることになります。ただし、念のため、ふるさと納税の専用サイトであっても、寄附完了前に「決済日=自治体の受領日」になるのか確認しましょう。

返礼品のご紹介

今回は、ふるさと納税の税金計算や手続き方法の話ではなく、単純に、私自身が過去に頂いた返礼品をご紹介いたします。これからふるさと納税をされる方のご参考になれば幸いです。

【1】寄付先:兵庫県加古川市

返礼品:靴下「千代治のくつ下6足詰め合わせ メンズ・レディースミックスタイプ」
寄附金額:20,000円以上

こちらの返礼品は、メンズタイプのみ、レディースタイプのみもあります。 しっかりした生地で厚めの靴下です。何度洗濯しても縮むことがなく、足元が暖かいです。

【2】寄付先:山形県天童市

返礼品:米「つや姫&雪若丸セット8kg」
寄附金額:10,000円以上

山形県に旅行した際に、山形県産のお米がとても美味しかったので、私もふるさと納税をして、毎年返礼品としてお米をいただいています。2kgごとになっているので、保存しやすく使いやすいです。

【3】寄付先:鹿児島県曽於郡大崎町

返礼品:うなぎ「鹿児島県うなぎ長蒲焼2尾」
寄附金額:10,000円以上

うなぎは、複数の自治体が返礼品として扱っています。個人的には大崎町からいただいたうなぎが好みで、身が厚くて柔らかく美味しかったです。調理も、網などで焼くことなく熱湯で温めるだけでよいので簡単です。

【4】寄付先:福島県磐梯町

返礼品:はちみつ「磐梯はちみつアカシア蜜500g」
寄附金額:8,000円以上

こちらは、たまたま福島県のアンテナショップで購入したものになります。ふるさと納税の返礼品としても扱われていることを、アンテナショップの方に教えていただき、寄附をして返礼品としていただきました。さらっとしたはちみつで舌ざわりもよいです。


日常で使うもの、食べるものを4点ご紹介させていただきました。ふるさと納税の返礼品は、各自治体からすれば、「これが我が地域の自慢の品! 」というものです。その自慢の品を大切に食したり使ったりしています。また、返礼品をいただいたことをきっかけに、「では、実際にその地域に行って買いに行こう! 」「その地域に旅行してみよう! 」と納税者が動くきっかけとなるといいですね。

現在は、自由に旅行することが難しい時期ではありますが、ふるさと納税によって知らない地域に関心を持ち、その地域へと足を運ぶきっかけになるかもしれません。