ラスベガスに移動してはや3日。ネバダの暑さに負け、ルート66を走って笑い、グランドキャニオンで放心し……と、そんなバイク旅を続けております。なにぶんバイク旅ですので、雨は大敵。昨日、今日と行く先に黒く大きな雨雲があらわれては、こちらの予定を変更せざるを得ない状況に追いやられてたりも。

なんにもないだだっ広い荒野なので、大きな雨雲が出てくると本当に怖いんですよ。いわゆるゲリラ豪雨の規模が大きくなったものを想像してもらうと分かりやすいと思うんですが、さらにカミナリだとかイナズマだとかがピカピカ光りまくっているので、そこに突っ込んでいくのはかなり度胸を要するのです。ただ、「突っ込んでいく勇気が持てない」のは、単に雨やカミナリのせいだけにあらず。

やっぱりカバンに収めた「Cintiq Companion」がねぇ……、気になっちゃうんですよね。

一応簡易防水タイプのリュックにしまい、ビニールをかけ、止水ファスナーで収納されてはいます。でも相手はあのゲリラ豪雨のデラックスバージョン。正直、バイクで突っ込んでいった時にどれほどの水圧がかかるのか、それをすべて跳ね返すだけの防水能力はあるのか。これを試す度胸が出てこないんですよねー。

それは「これ高いからな」という意識が働いているのも否定できません。だからこそ、バイクを離れる時も、必ずCintiq Companionを収納したバッグだけは持ち歩くようにしているわけで。

旅のおともとして存分に力を発揮してくれているCintiqくんでありますが、良いものであるからこそ、旅のおともとしては制限がかかる要素にもなりうるんだなと、そんなことを再認識しております。