これいいなぁと、ベタ褒めが続くワコムの液晶ペンタブレット「Cintiq Companion」ですが、いくつかある欠点にも触れておかないと公正さが保てません。
まずひとつ気づいた欠点をあげるなら、画面右端のペン精度です。特に右端上半分。ワコムのデジタイザの特徴として、画面端に行くほどペン先とカーソルがずれやすいというものがあるのですが、Cintiq Companionもその例にもれず、だいたい画面端5mmくらいの領域では、少し外側にカーソルが逃げるような挙動を示します。これは、普段自宅で使用しているCintiq 13HDも同じ。宿命ですね。
ただCintiq Companionの場合は、それとは別に画面右端上半分がもうちょっとずれます。感覚的には約1cmくらいのところから外側に逃げる印象。そうすると画素ピッチが細かいのもあり、右端に配置されている各種ツールパレットのスクロールバーが、ペンではけっこう操作しづらいんですよね。パソコンを丸ごとこの厚みの筐体におさめているので、やはり部品から出るノイズは多少影響を残してしまうようです。
そんなわけで、右側ツールパレットには、指で操作できる系統のものを置くようにしています。レイヤーパレットなんかは、タッチ操作でスクロールもできるので、スクロールバーを使わなくても、案外その方が楽でなれちゃいました。