財布やスマホをラクに持ち運べるボディバッグは、旅行のみならず「普段使い」としても定着。
ところが身に着けたときに、バッグ本体が腰より上に位置するため、「良くも悪くも」目立つもの。つまり合わせ方次第では、バッグの存在が浮きやすいのです。ボディバッグは「何も考えずに斜め掛けする」ものではなく、全身の調和を崩さない工夫が必要です。
今回は「ボディバッグを服になじませる」知恵を『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者がポイントを解説します。
色を絞ったボディバッグを選ぼう
気になったボディバッグを試着してみたとき、「想像以上に主張が強い」と思った経験は、誰もが一度はあるのでは。コンパクトながらも上半身にバッグ本体が位置するため、バッグ単体で見た時以上に存在感があるもの。
陳列されている状態で、単調に見える「1色くらい」のボディバッグが、実は合わせやすいのです。つまりバッグは主役ではなく、「全身パーツの一部」として捉えてみてください。
例えば、トップスとボディバッグの色を近づけるだけで、全身のなじみは格段によくなるはず。色合いで迷ったときは、普段からよく着るトップスの色を思い出しましょう。
また2色以上使われたデザインを生かすならば、バッグで使われている色を、服のどこかに取り入れてみてください。色を拾うことで調和が生まれるものですから。
張り感あるトップスに合わせよう
ボディバッグは斜め掛けするため、服のフォルムに響くもの。そのためフーディーやTシャツに合わせる場合、ヘビーウエイトの地厚な生地感のトップスを選びましょう。
一方重ね着するならば、ジャケットよりもシャツアウターが相性が良いです。というのもボディバッグ自体は、カジュアル要素が強く、カジュアルなシャツアウターの方がバランス良いからです。
逆にサマージャケットに合わせるならば、レザーでつくられたハイブランドのものを試してみましょう。
高級感を演出するハイブランドなら、カジュアルアイテムであっても、ドレス感を高める工夫が施されているからです。
良くも悪くも目立つボディバッグは、感覚で選ぶのではなく、コーディネートを工夫しましょう。鏡を見て「なじんでいたら」、単なる斜め掛けから卒業した証しです。