秋に活躍するカジュアルシャツ。リラックスフィットのものが増えているため、ジャストフィットに慣れた40男は苦手意識を持つのでは。
「ボタンの開け留め」や「裾のタックイン」など、カジュアルシャツは他のアイテム以上に着こなしの幅があるからです。そのためフィット感によって、着こなしの最適解は変わります。
リラックスフィットシャツをおしゃれに見せる工夫を『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者がポイントを解説します。
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リラックスフィットシャツが「微妙に」見える時のポイント
ラフな着こなしをマスターしよう
シャツ裾のタックインといえば、世代によって「正解」が変わります。00～10年代半ばくらいまでは、ジャストシルエットのみ許される着こなしでした。リラックスフィットのタックインでは、ウエスト周りの生地がダブついてしまうからです。
最近は上級者の着こなしとして、リラックスフィットのタックイン提案もよく見かけますが、これは40男には難しいのではないでしょうか。当然ながら、「単純に裾を出して着ていればOK」という単純な話ではありません。
シャツボタンの開け留めで、キチンと感は変わります。例えばTシャツにシャツを羽織る着こなしが、シャツとしていちばんラフに見えますよね。一方、タックインせずともボタンを留める場合、ラフに寄せるアクセントとして「シャツ袖のたくし上げ」が欲しいのです。
リラックスフィットだからこそ、着こなしをラフに振り切れば「こなれ」ます。ところが、タックインやボタンを留めるなど、きちんとするほどダボっとしたシルエットがだらしなく見えるのです。ボタンの開け留めで「ラフ感」のバランスを整えましょう。
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たくしあげられない5部袖シャツは「ボタン全開け」で対応
軽い印象のパンツで合わせよう
リラックスフィットのシャツをスッキリ見せるには、シャツ単品のみならず、コーディネートの工夫も欠かせません。特にパンツは重要です。
上半身のボリューム感を野暮ったく見せない工夫は2つのアプローチがあります。短めのパンツ丈でスッキリ見せること、もしくはピタッとした細身パンツでシャープに見せることです。
上半身のボリュームをおしゃれに見せるコツは、合わせるパンツに秘密があったのです。アンクル丈もしくはスキニー系で全身にメリハリを付けましょう。もはや定番といえる「オーバーサイズ」ですが、アイテム毎に着こなしの工夫を凝らすことでエレガントに着こなしたいですね。
