もはや定番といえるジャケットにTシャツを合わせる着こなしは、休日の印象を大人っぽく仕上げてくれます。
ジャケットと言っても、かっちりした堅いものではなく、ウォッシャブルでカジュアルな薄手のサマージャケットです。
素材の軽量感を生かした着こなしでは、襟の付いたシャツよりクルーネックTを合わせたいところですが、シルエットや質感次第ではチグハグな印象を与えることもあります。本来、ジャケットとTシャツは、背景となるドレス感が大きく異なるからです。
夏のコーデを大人っぽく仕上げてくれるTシャツにサマージャケットのコーデをアップデートするべく『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者がポイントを解説します。
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サマージャケットが「しっくりこない」時のポイント
アイテム同士のシルエットを意識しよう
アイテム同士のシルエットを意識しない限り、「オーバーサイズのTシャツに、ジャストシルエットのサマージャケットを合わせる」という間違いが起こります。その結果、インナーの生地が寄り、胸元から見えるTシャツ生地が弛んで見えることに。
これがサマージャケット姿がだらしなく見える原因です。オーバーサイズのTシャツは、一枚で今っぽく見えるため人気ですが、上着も含め、ジャストシルエットの洋服がなくなった訳ではありません。
サイズを無視するとちぐはぐになるので、重ね着コーデを組み立てる際、アイテム同士のシルエットバランスを意識しましょう。さらにアイテム同士のバランスは生地の質感にも及びます。
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オーバーサイズTにはオーバーサイズのサマーJKTを合わせる
アイテム同士の質感を意識しよう
カジュアル過ぎる質感のTシャツは、サマージャケットに合わせづらいもの。同じように見えるベーシックな白のクルーネックTも、質感によって印象は激変します。例えば、ドレス感あるTシャツは、手触りがツルっとしています。
手触りの違いが分からない場合は、素材表示を確認します。綿100%ではなく、ナイロンやセルロース、ポリエステルなどの化学繊維が混紡されていればジャケットに合わせても違和感ないでしょう。
次に、生地の厚みも確認します。あまりに薄手のTシャツは安っぽく見える懸念があります。微光沢ながらもしっかりした肉厚な生地感を選びましょう。
アイテム同士のコーデは、色合わせのみならず、シルエットや質感で「だいぶ」印象が変わります。以上のポイントを意識して、Tシャツにサマージャケット姿をイイ感じに着こなしましょう。
