春に欠かせない「アンクルパンツ」。足首をスッキリ見せられるため、春から夏を中心に、ここ数年ググっと浸透してきました。チノパン同様の綿素材からウールライクなスラックス型まで、その名の通り8～9部の丈感が特徴です。
とはいえ、一歩間違えれば、寸が足りないオジサンにしか見えません。また、裾上げでアンクル丈に仕上げたジーンズ・チノパンとの違いは、一体何なのでしょうか。
今回は「アンクルパンツのNG」について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑(日本実業出版社)』の著者がお伝えします。
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アンクルパンツの「オジサン化」するポイント
アンクルパンツと定番パンツの違い
従来の定番パンツ型であるスキニー・スリムストレートに比べ、最大の違いは「履き方」です。従来のパンツは太ももや足全体がフィットするため、ベルトがなくてもパンツが落ちることがありません。足のラインを見せることで、シャープな印象に仕上がります。
一方、アンクルパンツは足のラインを隠すパンツ。ビジネススラックス同様、足と生地の間にゆとりが生まれ、裾に掛けて徐々に細くなります。つまり、従来のパンツとアンクルパンツでは、たとえ、丈感を同じに仕上げでも、シルエットは別物だということです。
下半身のシルエットが変わることで、上半身の服も変わります。昨今ビッグシルエットの服が若い世代で定番化していますが、ちょっと大きめのアウターに、アンクルパンツはよく合います。
NGポイントは、ジャストシルエットのジャケパンに合わせること。型が決まったスタイルにアンクルパンツを合わせると、寸が足りていない印象が強調されてしまうので避けるべきです。
黒いソックスは普段の生活感につながる
足首を見せる前提なので、色が付いたカラフルなファッションソックスを合わせます。もしくは、ベリーショートソックスで素足履きに見せましょう。足首が完全に見えるアンクルパンツから見える普段遣いの黒いソックスでは、生活感が強調されるのでNGです。
目指すのはイージースラックスな下半身。このとき、合わせる靴は普段スーツに合わせる細身の革靴ではなく、丸みが強いカジュアルな革靴を選びましょう。
また、初心者はゴワつきが出やすいコットン素材より、ウールライク素材のアンクルパンツをお勧めしています。足まわりの余ったパンツ生地がスラックスのようにヒラヒラと揺れるためシワが目立ちにくいからです。
これにクルーネックのTシャツかカットソーにカーディガンを羽織れば、大人の「春の休日服」が完成します。
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40男が目指すべき、大人の「春の休日服」スタイル
