育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は前回に引き続き、同居する義祖母の要介護認定に関するお話です。
要介護認定&訪問調査時の様子
要介護認定には主治医の意見書が必要となります。主治医に作成してもらうため、必ず病院を受診しなければいけません。しかし、ウメおばあちゃんはいつも病院へ行かず、根っからの病院嫌いでした。
やはり病院へ行くことを伝えると、「病院なんか行かないよ! 」と拒否……。「病院受診は難しいかもしれない……」と思っていたのですが、実際に病院へ行ってみると嫌がることはありませんでした。
ウメおばあちゃんが行ったことのない、わりと新しい病院へ行ったのですが、昔の病院のイメージと違ったため、病院を病院として認識できなかったのかもしれません。そして無事に申請書に記入して提出。その後、訪問調査の日程が決まりました。
訪問調査では、調査員の方がウメおばあちゃん本人にたくさんの質問をしました。認知症のウメおばあちゃんは普段できない事を「できる」と言ったり、できる事を「できない」と言ったりします。そのため、家族が普段の様子や、できる事とできない事をきちんと伝える必要がありました。
訪問調査を終えると、要介護状態の判定が行われます。判定には主治医の意見書が重要な資料となるので、訪問調査だけでなく、病院へ受診した際にも普段の様子を正しく伝えておかなければいけません。
ウメおばあちゃんは病院でも、訪問調査でも、「何でも自分でやっているよ! 」と元気に答えていましたので、叔母さんは「さっきはこう言っていましたが……」とその都度訂正することとなりました。
筆者プロフィール: pinky
現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。