育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は「好物をめぐるやりとり」に関するお話です。

大好きなあんぱんの発見場所は……

認知症のウメおばあちゃんは食事をしたことをすぐに忘れてしまいます。そのうえ、少し時間が経つと小腹が空いてしまうため、一日中家で過ごす日には、「朝食と昼食の間」と「昼食と夕食の間」に食べる用のおやつを必ず用意するようになりました。

おばあちゃんはあんぱんが好きだったので、ミニあんぱんをよく買っていました。ただ、あんぱんが好きすぎて「誰かに盗まれないように……」と食べかけのあんぱんを部屋のあちこちに隠すこともありました。そのため、「ちゃんと食べ終えたのか、空の袋は捨ててあるか……」などと私が確認していました。

あんぱんはタンスの中から発見されることが多かったです。そして本人はタンスに隠したことなど覚えておらず、「タンスにあんぱん入れたでしょ? 」などと言うと、「私じゃないよ! 」と怒ることもあったので回収作業はこっそりと行っていました。


筆者プロフィール: pinky

現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。