洋風のイメージでおしゃれな雰囲気、でも1度も買ったことがないのがオイルサーディンです。どうやって食べればいいのか分からないんです。
缶詰博士によると、ひと口にオイルサーディンといっても商品ごとに個性があるそうで、それによって使い方もさまざまだそう。
「スーパーでよく見かけるのはキングオスカーのオイルサーディン。これはピンチョスにすると間違いないです」と断言。ピンチョスとはスペイン風のおつまみのことだと思いますが、そのワケは一体何なのでしょうか?
一定のファンがいる
日本で初めて試作された缶詰はいわしの油漬けであります。いわしの油漬けってどういうものか想像しにくいけど、今でいうオイルサーディンであります。
オイルサーディンは、サバ缶やツナ缶ほどメジャーな存在ではない。でも大手スーパーの棚にはいつも並んでいる。つまり、一定のファンが存在するわけだ。
今回取り上げるオイルサーディンは、ノルウェーの「キングオスカー」というブランド。日本では「はごろもフーズ」が独占販売しているので、パッケージを見ると「はごろも&キングオスカー」とダブルブランドになっております。
夢のような柔らかさ
さあ、本日もご唱和ください。開缶!
すぐに立ち昇ってくるのはいわしの匂いと油の匂い、それに燻蒸香の香ばしい匂いだ。このオイルサーディンは、樫の木チップで燻製したいわしを使ってるのが特徴なのだ。
もうひとつの特徴は、身がとても柔らかいこと。それはもう、箸で持ち上げると崩れるくらい、夢のように柔らかい。
この柔らかさこそキングオスカー最大のウリであります。
映える彩り
ここでおもむろに料理を始めるのだ。柔らかいキングオスカーを生かすにはスペインのバル料理、ピンチョスにするのが一番であります。その訳は、きっと読み進むウチに明らかになりましょう。
1cm程度にスライスしたバゲットに、スライスしたトマト、スライスしたアボカドを乗せる。とにかくもうスライスして乗せればいいのだが、彩りはバゲットの茶色、トマトの赤、アボカドのグリーン&白で鮮やか。ホムパで出したら気分も上がるはず。
マヨラーな方はアボカドの上にマヨネーズを塗っておきましょう。
食べやすさも大事
かくのごとし。オイルサーディンを乗せて、缶詰に入っていたオイル(オリーブオイル)をちょっとだけ垂らし、黒こしょうを掛ければ完成!
ピンチョスゆえ手に持って頬張るわけだが、ほとんどの人はひと口で食べないと思う。いや、大口を開けて全部頬張ってもいいんだけど、大抵の人は半分くらいの位置でかみ切ると思う。
そこでこのオイルサーディンの柔らかさが発揮される。あっさりとかみ切れるから、残りの部分がずるっと垂れ下がったりしない。つまり、食べやすいんであります。
作るのが楽チンで見栄えもいい。そして女性も食べやすい。年末のホムパにいかがでしょう?
缶詰情報
はごろも&キングオスカー/オリーブオイルサーディン(税別320円)
大手スーパーやネットショッピングで購入可