今年4月に「引き出しに入れておきたい缶詰選手権 - 第1回」を紹介しました。職場でふとお腹が空いたときに、さっと食べられて満足感も得られる缶詰。そのセレクトを缶詰博士が独断で選ぶというものです。
今回はその第2回目です。前回紹介したからあげ缶やカップケーキ缶、めんつな缶のほかに、いったいどんな缶詰があるのでしょうか?
澄み切った甘さ
ちょいと小腹が空いた時。腹ペコだけど買い物に行けない時。そんな時こそ缶詰の出番だ。僕の引き出しには常に缶詰を忍ばせてあるが、それをネタとして公開しちゃうのが「引き出しに入れとく缶詰選手権」であります。
いつも同じ缶詰だと飽きてしまうので、ラインナップは時々替えている。今回は最近のお気に入りを3缶、どーんと紹介したい。
まずは長野のご当地缶詰「栗鹿ノ子」。栗きんとんの缶詰であります。形のいい栗と、栗から造った栗あんがたっぷり入っている。舌触りはねっとり濃厚で、甘さも強め。でもでも、その甘さが澄み切っているのが素晴らしい。日本が誇るスイーツであります。
どうしても食べたくなるいか缶
2番目はいか味付け缶だ。最近はいかの不漁が続いていて、原料の確保が大変なのだそう。そんな話を聞くと余計に食べたくなるのが人情というもの。
ふっくら煮上がったいかは、甘辛い砂糖醤油が中までしっかり染み込んでいる。箸で千切れるほど柔らかい胴の部分と、歯応え&うまみが味わえるげそ部分。両方ともウマい。
疲れの溜まった夕方4時あたりに、なぜかふと食べたくなるのがいか味付け缶。ぜひ手元に備えておきたい。
汁物のありがたさ
最後はおでん缶であります。それも宮城のご当地缶詰「塩竃おでん缶」であります。宮城名産のかきが入っていて、その出汁が利いた汁はコクがありながらも上品。空腹の時には汁物がありがたいですなァ。
具はかきの他に、揚げかまぼこ2種、大根、こんにゃく、しらたき、うずら卵に焼きちくわまで入って豪華缶爛(絢爛)。
冷たいままでもそれなりに美味しいけど、やっぱり温めて食べたくなる。で、中身を小鍋に移してコソコソ温めると、あっという間におでん臭が拡散。いわゆる飯テロだ。
それでみんながわらわら集まってきたとしても、具はたくさん入ってるから分けて食べれば問題なし。職場が円滑になる缶詰でもあります。
缶詰情報
小布施堂/栗鹿ノ子ミニ(税込486円)
同社直販サイトなどで購入可
マルハニチロ/いか味付け(税込550円)
スーパーやコンビニなどで購入可
阿部善/塩竃おでん缶(税込6缶3,240円)
同社直販サイトなどで購入可