すっかり常備食になったさば缶。味付けで一番人気なのは水煮で、次が味噌煮、最後が醤油煮だそうです(と、缶詰博士が言っていました)。
実はわたしも水煮ばかり買っていますが、この秋、新しい味が登場したとか。
「これは新たな定番になるかもです!」と興奮気味に話す缶詰博士。いったいどんな味付けなのでしょう?
リニューアルで大変身
SSKセールスの「うまい!」シリーズは、さば、いわし、さんまの青魚三兄弟が揃った普及価格品。原料にトコトンこだわった、いわゆる"コスパのいい"魚缶であります。
それが10月1日に大幅リニューアルした。中身はもちろんのこと、デザインがもう、最高にキュートなのだ。
版画調
これが「さば塩糀煮」を横から見たところ。何というか、版画調のデザインが素朴で素敵。魚種を大きくひらがなで書いて(従来は漢字だった)、その横にはさばが泳いでいるシルエット。このシルエットは魚種によって違う。
デザインにも凝ってます
これは同シリーズのいわし醤油煮。シルエットがちゃんといわしになってる。凝ってますなァ。このいわし醤油煮もいずれ紹介するとして、今回はさば塩糀煮であります。先を急がねばならぬ。
例えれば薬師丸ひろ子
これが中身であります。ひと口いただくと、まず感じるのはゆずの香り。とはいえごくごく控えめなのだけど(言われないと分からないかも)、それが青魚特有の匂いをしっかり抑えている。
味は、驚くほど塩気が薄いです。たいてい塩気が薄いとマズく感じるものだけど、これはちゃんとおいしい。そして、飲み込んだあともさばのいい匂い&脂のうまみがずっと続いております。これは新たな定番の味となるのではないか?
水煮はシンプルだけど、ちょいとそっけない。アイドルで例えれば原田知世さんだ(古くてすみません)。 それに対して塩糀煮は、シンプルだけどもう一段階深みがある。アイドルで例えれば薬師丸ひろ子さんだ(古くてすみません)。
決め手はうまみ
かくのごとし。ルッコラ、トマトと合わせて「さばサラダ」にしてみた。
最後に黒コショウを挽き、EVオリーブ油をたっぷり垂らすと、誠にウマい。同じ手法を水煮でやっても美味しいんだけど、塩糀煮はやっぱり味わいが一段階深い。
これはきっと、発酵調味料である塩糀のなせるワザだと思う。だから、同じ発酵調味料の醤油を掛けてもバッチリ美味しいのだ。
結論。塩糀煮は和でも洋でも使える万能さば缶なり。
缶詰情報
SSKセールス/うまい! さば塩糀煮 150g 220円(税別)
スーパー、ネットショッピングなどで購入可