今年春に発売された鶏の唐揚げ缶詰を覚えていますか? このコーナーでも紹介しましたが(第51回と63回)とにかく驚きでした。まさか唐揚げが缶詰になるなんて!
これまでの2回とも「和風醤油味」を紹介しましたが、ほかにも「てりマヨ味」「旨辛たれ味」があるそうです。
「今日はてりマヨ味にスポットを当てたい」と語るのは缶詰博士。照り焼き&マヨネーズで"てりマヨ"だそうですが、果たしてどんなお味なのでしょう?
バリエーション
唐揚げと聞いて最初に思い浮かぶのはどんな姿だろう。恐らく、ほとんどの人は茶色いかたまりがコロコロ皿にのっている姿ではないか。
しかし、鶏の唐揚げはバリエーションの多い食べ物である。宮崎に行けばタルタル状のソースに浸っているし、中華料理なら青ネギたっぷり甘酢掛けがある。
えーと、ほかに何かあったかな。バリエーションが多いと書いた手前、もっといろいろ紹介したいのだけど、思い出せないな。
ともあれ。ホテイフーズの「からあげ」缶詰には3種類の味付けが存在する。液に浸かっていないドライな「和風醤油味」と、エビチリ風のソースに絡まった「旨辛たれ味」、そして照り焼き味とマヨネーズ味をミックスさせた「てりマヨ味」である。
てりマヨ味はいかにも子供が好きそうな印象だが、大人が食べてもウマいです。
実は人気
ソースに絡まってしっとりした唐揚げたち。「こんなの唐揚げとは言えない!」と憤慨する人もいるかもしれないが、まあお待ちくだされ。これも唐揚げバリエーションのひとつなのだ。
実際、てりマヨ味の売れ行きは好調で、和風醤油味と人気を2分することもあるらしいです。
大人味に振る
てりマヨ味のお味はやや甘め。そこにほんのりした酸味と香辛料も加わって、いつまでも後を引く味だ。このままでもおいしいんだけど、柚子胡椒をちょい足しするのを提案したい。量はティースプーンの先くらいで十分で、各唐揚げにペタペタとなすり付ければよし。これでぐっと大人味の方向に振れます。
天むすならぬ唐むす
で、何を作るかと申せばおむすびであります。天ぷらを使ったおむすびを天むすと言うが、その言い方に習えばこちらは唐むすということになる。
頂点に唐揚げを露出させるのも天むすに習ってみた。これで、最初のひと口が「具に届かなかった~!」という悲喜劇を回避できます。
ここがウマい
中を割ってみると、かくのごとし。この唐揚げ周辺のごはんがおいしい。てりマヨ味がじわりとごはんに染みだして、そこに唐揚げの衣もちょっと混ざってきて、ごはんが洋風になってる。
こってり味だから食べ応え十分。ちょい足しした柚子胡椒が味を引き締めて、最後まで食べ飽きない。夕食のメインになれるおむすびですぞ。
缶詰情報
ホテイフーズ/からあげ てりマヨ味 60g
価格 200円(税別)
コンビニほか、スーパーや同社の直販サイトで購入可