いつも一方的にオススメ缶詰を持ってくる缶詰博士。毎回ちゃんとおいしくて感動するのですが、博士のペースでばかり進んでいる気がしてちょっと悔しい。
そこで今回は、編集部からリクエストすることにしました。簡単なアレンジで夕食のメインにもなれる缶詰で、中身はお肉。そして女性が食べたくなるもの。こんなリクエストに、博士はどんな缶詰で応えてくれるのでしょうか?
しかも新商品
ハードルの高い要求は嫌いではない。むしろ、要求の斜め上を行く結果を見せて喜ばせたいと思う。それが缶詰博士であります。
夕食メインに使える肉系で、女子が好きなもの。さらに"新商品"というしばりを(勝手に)つけてみた。すると、ひとつの缶詰が浮かび上がったのである。それは10月18日から北海道で先行発売される「缶つまJAPAN 北海道池田町産いけだ牛ワイン煮」というもの。これで間違いない!
最強か?
いけだ牛というのは、十勝ワインの産地で知られる池田町で生まれ、育てられているブランド牛。最大の特徴は、ワインを造るときに出る副産物「ワインオリ」を飼料の一部に与えていること。ワインオリが入ると、牛たちは食欲が増すそうな。その肉質は脂身が程よく入るが、霜降りではない。でもジューシーで柔らかくて、和牛らしい風味が豊かに味わえる。
それだけでも「最強かよ!」と叫びたくなるが、この缶詰の魅力はまだ他にもあるんですぞ。
オール十勝
なんと、十勝産いけだ牛のほかに十勝産マッシュルームも入っているのだ。和牛とキノコの組み合わせというゴールデンコンビは、女子が食べたくなるという課題を軽~くクリアしたと思う。
さらにダメ押し。煮込みに使っている赤ワインもなんと十勝ワイン。つまりオール十勝でスクラムを組んだ缶詰なのであります。
ブロッコリーとトマトを合わせる
最後の課題は、簡単なアレンジで夕食のメインになること。これは楽勝だ。
耐熱容器に野菜と一緒に入れて、フタをして軽く煮ればそれだけで缶成。野菜は火を通さなくても食べられるものが最適で、今回はブロッコリーとトマトにしてみた。
もれなく染みてる
かくのごとし。トマトの赤、ブロッコリーの緑が映え要素であります。
缶詰は温めて食べると美味しいが、加熱し過ぎると味が損なわれる。なぜならすでに火が通って調理済みだからだ。
そこで、合わせる野菜は基本的に非加熱でも食べられるものにするとよし。今回の缶詰も、ソースが熱々に温まればそれでいいのだ。
赤ワインソースは甘さと酸味がはっきりしていて、ガーリックの香りも利いており、どことなく"和の洋食"的な味わい。その味が染みこんだいけだ牛はとろっとろ。マッシュルームももれなく染みてます。しっかりした味付けなので、野菜を多めに加えてもおいしい。
冒頭で書いたように、発売はまず北海道内で10月18日から開始される。道外での発売は2020年春を予定。入手できたらぜひお試しくだされ!
缶詰情報
国分北海道/缶つまJAPAN 北海道池田町産いけだ牛ワイン煮 65g
価格 北海道内750円、北海道外850円(税別)