秋葉原でリニューアルオープンした総合免税店「ラオックス秋葉原本店」に、缶詰博士が"缶修"した缶詰売り場ができました。
一般のお店ではなかなか買えない缶詰を200数十種そろえたそうで、博士は「珍しい缶詰も通販を使わずに買える!」と喜んでいます。
今日はそんな珍しい缶詰のひとつ、長崎の角煮こんにゃく缶の話です。
いい組み合わせ
その土地の食文化がぎゅっと詰まったご当地缶詰。面白いものがたくさんあるけど、一般のスーパーに並ぶことはまずない。それゆえ希少性が高まるわけで、通販を使ってでも買ってしまう(個人的な意見です)。
今回の金太洋「角煮こんにゃく」もそのひとつだ。角煮といえば長崎名物「卓袱」(しっぽく)料理にも出てくるご当地グルメで、この缶詰はさらにこんにゃくも入っている。
角煮とこんにゃくを組み合わせた卓袱料理があるのかどうか知らないけど、こんにゃく好きにはとてもいい組み合わせに思える。
匂いでよだれ
では本日も元気よく、開缶! デカい角煮が出てくると思っていたら、想像と違ってひと口サイズに見える。その合間には、やはり小振りにカットされたこんにゃくがたゆたっている。
立ち昇るのはまさしく豚角煮の匂いだ。甘辛い砂糖しょう油ベースに、豚肉の香ばしい匂いが絡んでいる。よだれが垂れそうになった。
角煮はデカかった
こんにゃくと角煮をそれぞれ持ち上げてみた。こんにゃくが小振りなのは確認済みだが、角煮のサイズが違った。デカいです。塗り箸では持ち重りするほど、重くてデカい。
さっきひと口大に見えたのは、断面のほんの一部だったのだ。嬉しい誤解であった。
甘さの中に爽やかさあり
かくのごとし。小皿に盛りつけたら角煮が山となって乗り切らず、缶の中に2片ほど残してしまった。1人分としては十分な量で、2人で分けてもいいと思う。
ひと口いただくと、角煮はこってりとした甘さがある。脂身はとろけ、赤身はしっかりした歯応え。
こんにゃくはさくさく、ぶりぶりと弾力あり。柚子の皮が入っていて、噛んでいると爽やかな匂いが出てくる。柚子皮の匂いは角煮にも移っているから、全体として「甘さの中に爽やかさあり」。そんな味付けであります。
この角煮こんにゃくもラオックス秋葉原本店で扱っております。ぜひ一度、お運びを!
缶詰情報
太洋食品/金太洋角煮こんにゃく 175g 950円(希望価格)
一部の小売店などで入手可