中華料理と言えば世界三大料理のひとつ。日々の食事でも必ずと言っていいほど食べている定番料理ですね。でも私は気付いてしまいました。中華料理の缶詰って、見たことがありません。
「実はそうなんです。それがこの数年で少しずつ増えてまして、今日紹介する缶詰にいたってはかなり本格派ですよ!」
青山シャンウェイとコラボ
味付けが強くて、香辛料の刺激があって、白ごはんがわしわし進むもの。それが中華料理であります。特に暑い日などは、汗をかきながら頬張る中華は「最高だなー!」と思うのであります。
本日紹介する杉田エースの「IZAMESHI(イザメシ)」シリーズにも、中華料理が詰まった缶詰がある。家庭料理・鉄板中華料理店「青山シャンウェイ」とコラボした本格的なもので、全部で8種類が出ている。今日はそのうちの2商品を紹介しますぞ。
白ごはんにぶっかけたい
1品目は「ホタテと卵のチリソース」というもの。青山シャンウェイでも人気の定番メニュー、エビチリをホタテに変えたバージョンだ。
フタを開けた瞬缶(瞬間)から、甘辛い匂いが襲ってくる。ソースにはとろみがあり、もろもろしていて、白ごはんにぶっかけたらそれだけでウマそう。
柔らか食感
具のホタテは、サイズこそ小さいものの厚みがある。貝柱のしゃくしゃくしたところ、ひものぷりぷりしたところがちゃんと味わえて、予想していたよりも柔らかい食感だ。それでいて形が保たれているから、ちょいと高級感がある。
こってり濃くて甘辛
かくのごとし。まずはビールのお供に2粒ほどホタテをいただき、残りは白ごはんと一緒にいただくことにする。「小さいなァ、自分!」と思うけど、そんなささやかな楽しみこそ缶詰の醍醐味であります。
チリソースがこってり濃く、甘くて辛くて誠にウマい。甘酸っぱいトマトケチャップ的な匂いも食欲をそそる。ホタテは10粒入っていて(重量によって数は変わると思う)食べ応えも充分。ビールにも白ごはんにも合いましたぞ。
本来は手間と時間が掛かる
2品目は「オイスターソースと花椒の牛すじ煮込み」だ。品名からはどんな味か想像しにくいけど、ざっくり考えれば牛すじの煮込みであります。
牛すじは、生の状態だと固い部位だ。それが煮込んでいるうちに柔らかくなり、最後はほろほろ崩れるくらい柔らかくなる。ゼラチンの部分などは、食べると唇がてらてらと輝くくらいにとろけてウマい。
でも、最初に湯通しして臭みを抜いたり、煮込んでいる間もアクをすくったりと、手間と時間が掛かる料理だ。それが缶詰ならフタを開けるだけ。何て素晴らしい文化なんだ!
実は防災備蓄食
かくのごとしPart2。肉の塊がごろりと入っていて、なかなか壮缶(壮観)だ。肉のカットがデカいし、量もたっぷり入っている。
具にはタケノコとしいたけも入っていて、一見すると中華料理というより和食のようだ。お味のほうも花椒の刺激は穏やかだし、オイスターソースの香りもかなり控えめ。ただ和食のように甘くはなく、しょう油の味をきりっと立たせている。
イザメシシリーズは、実は防災備蓄食として販売されている。イザという時にも「おいしい食事を食べて欲しい」という思いで開発されているので、こうして有名店とコラボした商品なども出しているわけ。いい取り組みであります。
缶詰情報
杉田エース/ホタテと卵のチリソース 140g 594円
同オイスターソースと花椒の牛すじ煮込み 120g 594円
同社オンラインショップや一部の店舗で入手可