羊肉が大好きという缶詰博士の黒川勇人氏。独特の匂いがあるため好みが分かれる食材ですが、「むしろあの匂いがたまらないんです!」と、博士は恍惚の表情を浮かべています。
「僕のような人間には最高の缶詰があります。それはラムレバーの缶詰!」
羊肉好き推薦缶詰
鉄道ファンが欲するのは鉄分と言われる。同じように、羊肉ファンが欲するのは羊分(ようぶん)であります。僕は子どもの頃から羊肉が大好きなので、たまに食べないと羊分不足になってしまうのだ。
近所のスーパーでも、ラムやマトンが売られているけど、種類が少ないのが残念でならない。ましてや、レバーやタンなどの希少部位は見たことがない。
そんな折り、羊肉好き仲間から「こんな缶詰はいかが?」と勧められたのが味坊集団の「ラムレバー缶」だった。これで羊分不足を解消できそうだ!
クミンはホールで使用
ラムレバー缶にはカレー、クミン、麻辣の3種類の味付けがある。ぜんぶおいしそうだけど、今回はクミンを紹介したい。クミンは羊肉料理に欠かせないスパイスだし、どんな使い方をしているのか興味津々だからであります。
フタを開けると、レバーはブロック状にカットされた状態で収まっている。その表面には、早くもスパイスの粒が見えている。目をこらしてみると、ホール状のクミンと白ごまであります。素晴らしい!
スパイスは粉末よりもホールのほうがエライのだ(知らんけど)。造り手の、ラムに対する気合いが伝わってくるようであります。
ラムレバー1片を取り出してみると、サイズはやや大きめのひと口大だ。全体が油(大豆油)に浸っているのは、保存性を高めるためと、加熱したレバーがパサつかないようにという配慮でありましょう。
この時点で立ち昇る匂いは、いかにもラムらしい匂いではあるけど、レバーの匂いではない。不思議だ。
かくのごとし。レンチンしたピーマン、タマネギを缶詰の中身と合わせて、ジャスミンライスの上に乗っけてみた。こういう料理が中国奥地とかモンゴルにありそうな気がする。知らんけど。
とにもかくにもラムレバーをいただく。ねっとりした食感は紛れもなくレバーで、ちょっと喉の奥に詰まりそうな感覚もきちんと味わえる(褒めてます)。基本的にはあっさりした塩味だが、クミンが利いているのでパンチがある。
何よりも、ラムらしい芳醇な香りが素晴らしい。きっと良質な原料を使っているのだと思う。
結論。我が家の常備缶詰に決定しました。
缶詰情報
味坊集団/味坊ラムレバー缶 カレー、クミン、麻辣 各100g 3缶セット2,000円
同社のショッピングサイトで購入可