いなば食品のタイカレーといえば、リーズナブルな価格で本格的な味が楽しめる定番缶詰のひとつです。缶詰博士も発売当時からのファンだそうですが、そのタイカレーシリーズに面白い商品が加わったとか。
「この発想は今までなかった。ごはんが必要ないなんて!」
一体どんな商品なのでしょう?
2段重ねのシュリンク包装
タイ製造だから本格的なスパイスとハーブが使われている。それでいて百円ショップやドン・キホーテにも並ぶ低価格。それがいなば食品のタイカレーシリーズであります。
同シリーズは、2021年で発売から10周年となった。それを記念して今年1月に限定発売されたのが「ガパオ&ごはん」「タイカレー&ごはん」の2商品だ。
画像からお判りのように、缶詰が2段重ねになったシュリンク包装になっている。上に乗った白い缶詰には、なんとタイ米のジャスミンライスが入っているのだ。
お米が立った状態
タイカレーやガパオについては、どんな中身なのかみなさんもご存じだと思う。それよりも気になるのはジャスミンライスだ。常温のままで開けてみると、長粒米特有の形状が保たれたまま、ぎっしり詰まっていた。
とくに表面は、いわゆる「お米が立った」状態でいかにもおいしそう。ただ、ジャスミンライスらしい香ばしい匂いはあまり感じられない。炊きたてではないのだから、そこまで望むのは贅沢かもしれない。
"刻んで"加熱がおすすめ
包装には食べ方が書いてある。いわく、ジャスミンライスとカレー(またはガパオ)を耐熱皿に移し、ラップを掛けて電子レンジで加熱すればいいとのこと。
加熱時間の目安も書いてあるけど、もっと熱々にしようとして、連続で長時間加熱するのはおすすめできない。具の肉が固くなってしまうのだ。
僕の経験から申せば、1分なり1分30秒なり加熱して、もっと熱くしたかったらさらに30秒加熱するなど、刻んで加熱するのがいい。失敗が少ないですぞ。
ぎっしりが嬉しい
ということで、耐熱皿にタイライスを移す。ライスの内容量は130gと書いてあるので、小さめのごはん茶碗1膳分と同量だ。
しかし皿に移してみると、もっと量が多いように思える。本当にぎっしり詰まっているので、取り出すのはなかなか大変だ(嬉しいけど)。
かくのごとし。ジャスミンライスにカレーを掛け、ラップを掛け、レンチンするだけで1食分が出来てしまう。何と素晴らしいことか。
早速いただいてみると、ジャスミンライスは想像以上にパラパラしている。カレーの掛かっていない部分を食べると、ややパサついた食感だ。そこでカレーを染みこませながら食べると、好みの食感になった。
ジャスミンライスはパラリとした食感が美味しいんだけど、人それぞれで好みは違う。僕はパラリ&もっちりが好きなので(オノマトペばかりですみません)、次回はジャスミンライスだけを先にレンチンし、カレー(ガパオ)を後掛けして、再びレンチンしようと思う。
缶詰情報
いなば食品/ガパオ&ごはん、タイカレー&ごはん 各440円(希望小売価格)
内容量:ガパオ115g、タイカレー115g(ごはんはどちらも130g)
スーパーやショッピングサイトなどで購入可