今回は「ずぼらレシピ」の第3弾、やきとり缶で作る「やきとり回復丼」です。缶詰博士によると、やきとり缶に使われている鶏肉は"やる気"が出る食材で、元気が欲しい時にぴったりなのだそう。
いろいろと疲れがたまった今の時期にも良さそうです。さっそく教えてもらいましょう!
食事で元気を取り戻せ!
生きていると、いろいろとあります。いいこともあるし、そうでないこともある。人間だもの。
で、たまに落ち込んだりするときに、手っ取り早く回復するにはどうするか。僕の場合は、とにかく食べる。どうせ落ち込んでいても食事はしないといけないんだから、食事で元気を取り戻せれば一石二鳥だ。
そこでトリあげたいのはやきとり缶。ホテイの「やきとりたれ味」とごはん、海苔、とろろ、卵で丼を作るのだ。材料が多いように思えるけど、面倒なら省いてもいいものがあるのでご安心を!
鶏肉はパワーの源
この連載でも何度か登場している、ホテイフーズのやきとりたれ味。値段は安く、どこでも見かけるから、思わず下に見てしまいがちだが、こいつの潜在パワーは侮れない。というのも、原料に使われている鶏肉がパワーの源なのだ。
薬膳の考えによると、鶏肉はやる気や元気の"気"を補う食材にあたる。確かに、昔の英雄伝などを読むと、大事な仕事や戦いの前、あるいは病気をした時など、鶏をつぶして食べるシーンがよく出てくる。
他にも、牛肉や豚肉と比べて肉質が柔らかく、消化しやすいので胃腸に負担を掛けないという利点もある。年末年始の疲れた体にはうってつけであります。
ふっくら柔らかくなる
それではずぼら料理スタート! まずはやきとりたれ味を湯せんで温める。小鍋に湯を沸かして火を止め、缶詰を入れて3分以上放置すればOKだ。
このひと手間で、やきとりがふっくら柔らかくなり、たれの香り、味も際立ってくる。残った湯は、缶の中を洗うのに使えば無駄にならない。
なお、湯せんが面倒な場合は、缶の中身を耐熱容器に移してラップを掛け、電子レンジでチンするべし。時間は30秒から1分程度で充分であります。
パック入りとろろを使うのも手
とろろは大和芋などをすりおろすか、あらかじめすりおろしてあるビニールパック入りのとろろでも可。いずれにしろ、とろろには卵の白身を割り入れ、よく混ぜておく。黄身はあとで使うので、大事に保護しておこう。
温かい白ごはんを器によそい、千切った海苔を敷きつめる。そこにとろろをたっぷりと掛ける。
よりずぼらに作るなら、卵と海苔は省いても大丈夫。
味付け不要
上からやきとりたれ味を、たれごと掛ける。このたれでとろろに味が付くわけだ。1缶で2膳分は作れますぞ。
最後に、取っておいた卵の黄身をトッピングすれば……。
最強丼
かくのごとし。やきとり回復丼の缶成であります!
鶏肉のパワーは前述した通りだが、とろろも滋養強壮作用があることで知られている。
とろろにはアルギニンという、エナジードリンクの主成分が豊富に含まれているのだ。お米も気を補ってくれる基本的な食材だし、完全栄養食と呼ばれる卵に、ミネラル豊富な海苔も入っている。これはいわば最強丼なのだ。
いろいろあっても、これを食べれば大丈夫!
缶詰情報
ホテイフーズ/やきとりたれ味 75g 172円
スーパー、コンビニなどで購入可