疲れた時には野菜が食べたくなります。スーパーやコンビニで売っているサラダが便利でいいんですが、寒くなってくると温野菜が食べたいもの。でも、疲れた時には面倒なことをしたくない。何かいいアイデアはないでしょうか?
「トマト缶と残り野菜の煮込みがオススメです。鍋にブチ込んで煮るだけ!」
えっ。あまりおいしそうに思えませんが、大丈夫ですか博士?
ブイヨンを入れなくてもおいしい
野菜って偉大ですね。わずかな塩と水で煮るだけで、おいしいスープができる。ブイヨンとか、スープの素とかを入れなくても、ちゃんとおいしい。
先日、疲れて何もやる気が起こらない日に、そんな野菜スープを作ろうと思った。買い物にも出たくないから、残り野菜で作ろうと思ったら、ブロッコリーとロメインレタスしかない。
(ちょっと物足りないなー)
と思ったら、視界の隅にきらりと光るものが。ホールトマト缶であります。
加熱調理用の品種
僕がホールトマト缶を使う時は、まずにんにく&玉ねぎを刻み、オリーブオイルで炒め、そこにトマトを加えることが多い。それをベースにして、唐辛子を足したり、肉を煮たりと展開していくんだけど、その日はあまりにも疲れていた。なのでホールトマト缶を開けて、そのまま鍋にブチ込んだのであります。
ホールトマト缶は、もともと加熱調理用の品種を使っているので、とりあえず煮込めばいい味(うまみ)が出るのだ。何とかなるだろう!
ほくほくとして美味
ブロッコリーは、ほとんど茎の部分だけ残っていたので、まずは茎の皮を厚めにむいた。外側の固い繊維質を取り除けば、中の部分はほくほくとしておいしいのだ。あとは残っていた葉の部分を食べよい大きさにカットした。
ベーコンで塩味をプラス
ホールトマトの上に、刻んだブロッコリーを入れる。ロメインレタスも手で千切って入れる。それだけでもおいしそうだけど、ふと思い出した。ベーコンがちょっとだけ残っているのだ。
ベーコンは塩味があるので、刻んで入れれば、ほどよい塩味が付くはずだ。あとは野菜からうまみが出るから、きっと調味料は一切いらないだろう。
トマト缶のおかげ
かくのごとし。鍋にフタをし、弱火に掛けて15分放置したらこうなった。ただ煮ただけにしては、ちゃんとした料理っぽく見えますなァ。
鍋に直接、箸を突っ込んで(食器を出すのが面倒なので)、いただきます!
見た目はくたっとしているロメインレタスだが、かむとしゃくしゃくという歯触りが残っている。繊維の中まで染み込んだトマトスープがウマい。
ブロッコリーの茎はほくほくとし、葉はとろとろ。ベーコンは脂身がスープに溶け出し、赤身の部分は逆に煮締まっている。食べ応え抜群であります。
今回はベーコンを入れたけど、肉類がなくてもじゅうぶんおいしいと思う。煮込むだけでうまみが出るトマト缶のおかげであります!
缶詰情報
ラ・プレッツィオーザ ホールトマト缶 400g 90円程度
カルディなど一部のスーパーやネットショッピングなどで購入可