お酒をこよなく愛する缶詰博士。しかしコロナ禍で飲み会がなくなり、かなりストレスが溜まっているようです。
「ほぼ毎日家飲みしてます。でもお金が掛かると困るので、持続可能な飲酒形態"せんべろ"を目指してます」
持続可能の使い方が変ですが、とにかくせんべろは千円以下で飲み食いすること。確かに、お安い缶詰ならせんべろも可能ですね。
宝幸さんがやってくれた
当たり前だと思っていたことが、今はできない。友人との飲み会も、仕事仲間との飲み会も、缶詰メーカーさんとの飲み会も、ぜんぶ延期のまま。ストレスが溜まる一方であります。
となれば家で飲むしかないんだけど、酒の肴がややマンネリ化している。それもそのはず、昨年3月の外出自粛要請からすでに1年半も経っているのだ。
(なにか新しいおつまみ缶詰が出ないかなー)
と思っていたら、宝幸さんがやってくれました。9月発売の新商品「豚ホルモン辛味噌煮込み」こそ、まさにおつまみ缶詰。ありがとう!
ボイル豚胃で昂(たか)ぶる
小鍋に湯を沸かして湯せんの用意を整えてから、まずは原材料を確認。主原料の「ボイル豚胃」という単語を読んで、気持ちが急に昂(たか)ぶった。豚胃だけでも昂ぶるのに、ボイルというステキな前置詞まで付いているじゃァないか(前置詞じゃありません)。
他にはみそ、砂糖、にんにく、すりごま、豆板醤など、よく見る調味料が入っている。それでだいたい味の予想がついた。うん、合わせるお酒は柑橘系サワーがいいな。
濃厚なみそ&ガーリック臭
湯せんで3分温めたあとで、いよいよ開缶!
フタを取る前から立ち昇ってくる濃厚なみそ&ガーリック臭が食欲をそそる。臭って書いちゃったけど、臭いんじゃなくて、いい匂いであります。
黄褐色のみそダレの海に、豚胃のスライスが浮きつ沈みつしている。一見するとずいぶん薄切りに思えるが、個人的には薄切りより厚切りがいいなァ。厚切りなら、脂が乗った表面とか、内側のよく分からんビロビロとか、いろんな食感が味わえるもんなァ。
かくのごとし。箸上げして分かった、この豚胃の厚み。薄切りだと疑ってすみませぬ。シークヮーサーのサワーを用意して、いただきまする。
豚胃はプルップル、かつフニフニ食感だ。厚みのある部分もさっくりとかみ切れるのが好ましい。
味付けは予想通り、ちょいと甘めの辛みそ味。そのうまみが、飲み込んだあとも舌の上にずっと残る。後味だけでサワーが飲めそう。
試しに缶に口を付け、タレをひと口すすってみたら、やっぱりウマし。みそのコク、砂糖の甘さ、にんにくのパンチ力&唐辛子のピリ辛、そしてホルモンの脂のうまみが溶け込んでおります。
タレで1杯、豚胃で2杯。も一度タレをすすって3杯、豚胃で4杯。これは確実にセンベロ缶であります。
缶詰情報
宝幸/豚ホルモン辛味噌煮込み 55g 238円
ショッピングサイトや一部スーパーなどで購入可。