柔道、卓球、スケートボードと、日本人選手の金メダルが続く東京オリンピック。力を尽くして競う姿には心を打たれます。
そんな感動の嵐の中、缶詰博士が送ってきたのは「やきとり缶で五輪マーク再現」というメッセージ。この人はオリンピック開催中でも缶詰から離れられないんですね。さて一体なんのことか、説明していただきましょう。
「狙ったんですか」疑惑
本当に炭火焼き。国産鶏のみ使用。もも肉とむね肉が半分ずつ入ってる……。
数々の伝説を持つホテイフーズのやきとり缶は、もはや缶界のレジェンドであります。
やきとり缶は現在6種類あり、「たれ味(白色)」を除いた5種類を並べると、何と五輪マーク(青、黄、黒、緑、赤)が再現できる。中でも注目したいのは黄色の「塩レモン味」で、2020年3月に発売された。
ここでひとつの疑惑が浮かんでくる。塩レモン味は、東京オリンピック2020開催に合わせ、「狙って」発売されたのではないか?
ホテイフーズの販売担当O氏にスバリ訊いてみると「ま、狙いました」と、あっさり告白。うーん、疑惑を持つほどのことではなかったか。
レモンをしぼった味
今回フューチャーするのは、その黄色い商品・塩レモン味。塩味をベースにレモン果汁を利かせてあり、「やきとりにレモンをしぼった味を目指しました」と、O氏もおっしゃっている。
確かに甘酸っぱい香りがしているし、食べてみるとレモンのきりっとした酸味が味わえる。さらにすごいのは、レモン特有の苦みまで味わえること。まさに「レモンをしぼった味」を連想させる。
両方入っているのが正解
この塩レモン味も、他のやきとり缶と同じく、もも肉とむね肉を半分ずつ使っている。その違いは肉の色で分かる。赤っぽいのがもも肉で、白っぽいのがむね肉。画像で箸上げしているのはむね肉であります。
もも肉は鶏肉特有の風味が強く、うま味が濃い。むね肉はあっさりしている中に上品なうま味がある。それぞれに違った美味しさがあるから、両方入っているのが正解なのだ。
かくのごとし。そのまま食べても美味しいんだけど、白炒りごまと青ねぎを振りかけて冷製おつまみを作ってみた。
レシピの缶所(勘所の意)は、缶汁も残さず使うこと。鶏肉のうま味とゼラチン質が溶け込んだ缶汁は、メインの鶏肉に負けないくらいウマい。残したらもったいないですぞ!
今夜はこのおつまみでビールを飲みながら、テレビでじっくりオリンピック観戦しよう。
缶詰情報
ホテイフーズ/やきとり塩レモン味 70g 172円
同社通販サイトやスーパー、コンビニなどで購入可