今回ご紹介するのは笹かまぼこのアヒージョ缶です。

かまぼこがアヒージョになっただけでも面白いのですが、それが宮城県のご当地かまぼこ・笹かまを使っているからレア度がさらにアップ。

宮城県で育った缶詰博士も興味津々だそうです!

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  • 武田の笹かまぼこ/canささ 笹かまアヒージョ 150g 3缶で3,240円(1缶あたり1,080円)

    武田の笹かまぼこ/canささ 笹かまアヒージョ 150g 3缶で3,240円(1缶あたり1,080円)

子どもの頃、笹かまぼこは食卓によく出てくる食べ物だった。大抵はバターとしょう油で炒めてご飯のおかずにした。父親は晩酌のアテに、わさびとしょう油で食べていたと思う。

それが東京で暮らすようになると、笹かまの存在をすっかり忘れてしまった。というよりもかまぼこ自体、食べる機会が減った。気が向いたときにそば屋でつまむか、正月にお節で食べるだけである。

産地ではメジャー。でもそれ以外の土地では消費量が少ない。それがかまぼこの立ち位置なのだ。

  • canささの内観

    canささの内観

そんなかまぼこの現況を打破するべく開発されたのが「canささ 笹かまアヒージョ」であります。フタを取ってみれば、笹の葉に似せたと言われる笹かまちゃんがぎちぎちに入っている。

販売元の武田の笹かまぼこによると、笹かまのアヒージョは業界初だそうな。そもそも笹かまの缶詰自体、僕は初見である。

ニンニクの強烈な匂いが食欲をそそる。赤唐辛子の色も挑戦的だ。

  • 笹かま箸上げ

    笹かま箸上げ

笹かまは焼いて作るかまぼこの一種(板かまは蒸して作るのがほとんど)。ゆえに、表面には香ばしい焼き色が付いている。

箸でつまむと、逆に箸をぎゅっと押し返してきた。(ムチムチしてそうだなー)と思ってほお張ると、意外や意外、柔らかくて歯切れがよい。

そして味。ほんのりと甘みがあって誠に美味。その甘みがアヒージョの油にも移っているようで、舌の上に乗った油まで甘い。

ちなみに油はオリーブ油がメイン。ほかに香味油としてニンニク入りの大豆油、米油も使われている。

  • アヒージョらしくスキレットに盛りつけ

    アヒージョらしくスキレットに盛りつけ

かくのごとし。アヒージョといえば耐熱容器で熱々になっているのが本来のお姿。ゆえにキャンプで使っている鋳鉄製スキレットに盛りつけた。

こうして見ると、笹かまの他に入っているマッシュルームとニンニクの存在感も大きい。とくにニンニクは、皮をむいた状態の粒がころりと入っている。箸でつまむと潰れるほど柔らかい。

アヒージョだから白ワインが合うんだろうけど(パッケージにもそう書いてある)、笹かまを食べ進むうち、ふと白ごはんが欲しくなった。

そこでハタと気付く。笹かまと油を合わせる食べ方、すなわち子供の頃に食べたバター&しょう油と似ているではないか。

試しにしょう油を垂らし、ごはんと合わせると、果たして相性ばっちり。誠にウマかったのであります。

缶詰情報
武田の笹かまぼこ/canささ 笹かまアヒージョ 150g 3缶で3,240円(1缶あたり1,080円)
同社オンラインショップなどで購入可。