世界50ケ国、1,500種類もの缶詰を食べてきたという缶詰博士。食べすぎでうんざりすることはないのか訊いてみたら「ぜんぜん。新商品も出てくるから飽きないし」と言ってました。その突き抜けっぷり、お見事です。
今日のお昼は缶詰3種類とごはんだったそうです。どんな内容だったのか教えてもらいました。
アレンジなし
今日は缶詰だけでお昼を食べた。アレンジを加えることもなく、パカッと開けただけ。ほかには白ごはんとお茶のみ、という潔いものであった。
ただし、今日開けたのは惣菜缶であります。惣菜なら数種類を食べれば「きちんとした献立になるのでは?」という目論みであった。ゆえに3種類を用意し、同時開缶したのだった。
色つやよし
まずは煮物である。ホテイフーズの「ふる里」という惣菜シリーズの1品、ひじき入り五目煮であります。
フタがアルミ箔のような素材で、はがすだけで楽に開けられる(イージーピール式という)。切り口がないから安全でもある。
缶心(肝心)の中身は大豆、にんじん、しいたけ、ひじき、油揚げと具だくさん。色つやもよく、食欲をそそる。
メインは魚
メインのおかずはかつお生姜煮とした。サイズは小さいが分厚い切り身がきっちり収まり、合間にフレーク状の肉も入ってる。切り身の下には千切り生姜がたっぷり入ってた。
漬け物だってあるぞ!
和食に欠かせないのはお漬け物。それももちろん、缶詰であります。宮崎の道本食品が造るたくあん缶で、味付けは梅酢味をチョイスした。
フタを開けた瞬缶(瞬間)からたくあんの香りが炸裂。よだれが垂れそうである。急いで白ごはんをよそい、お茶をいれてスタンバイ。
それぞれに役割あり
かくのごとし。いかにも手抜きな食卓だけど、こうして3種類の缶詰が並ぶ様子は悪くない。なんというか、ビンボー臭くない。
以下に各缶の感想を述べることとする。
ふる里・ひじき入り五目煮
→全体に甘め。レトルト臭もあるが気にならない。油揚げは味がしみしみでウマし。大豆は煮崩れておらず、心地良い歯触りも楽しめる。
※レトルト臭というのはさつまいもやかぼちゃを煮た時のような甘い匂い
かつお生姜煮
→優しめの甘じょっぱい味。缶汁にとろみがついているので、加熱されたかつおでもパサつきはない。生姜がよく利いているから最後まで飽きずにおいしい。ご飯が進んで困る。
たくあんの缶詰・梅酢味
→舌に乗せた瞬缶(瞬間)に梅の香りが鼻から抜ける。かめばカリリと快音が響き、圧倒的なうま汁が爆発。めっぽうウメえっす。
……ということで三角食いローテーション(3種を順番に食べる)を行い、あげく白ごはんを1合も食べてしまった。それぞれ素材も味付けも違うから、思いのほかちゃんとした献立になったのだった。
今後もコロナ禍のせいで妙な忙しさが続きそうだし、こうした惣菜缶はますます便利になると思うな!
缶詰情報
ホテイフーズ/ふる里・ひじき入り五目煮 75g 151円
ホテイフーズ/かつお生姜煮 70g 140円
道本食品/たくあんの缶詰・梅酢味 70g 330円 ※すべて税込み
ショッピングサイトやメーカー直販サイトで購入可