「またまたさば缶です! 今度はキムチ味です!」と声も高らかに缶詰博士がやって来ました。前回はハリッサ味のさば缶でしたが、今度はキムチですか?
「さば缶人気が続いているのは味のバリエーションが増えたから。毎日食べても飽きないですぞ~!」と博士。まあ毎日食べるかどうかは別にして、味付けが豊富になったのは嬉しいですね。
いけしゃあしゃあと
ほんの10年前まで、さば缶は日陰の存在だった。「缶詰のさばは生臭いからイヤ」などと敬遠する人が多かった。講演会などでアンケートを取っても、さば缶好きは多くても全体の1/3程度。時には1/10ということもあった。
それがこの大ブームだ。「あたしはね、昔からさば缶が好きだったの。こんなブームになるずっと前からね」なんて言う人が急に増えた。
(よくもまあいけしゃあしゃあと……)と思わないでもないが、でもでも嬉しいことは間違いない。僕もさば缶大好き人間なのであります。
今回紹介する信田缶詰「ご飯がススムさばのキムチ煮」も、今年4月に出た新商品。こうして新たな味付けがどんどん登場するのは大缶迎であります。
食欲を刺激
さあさあ皆さん、本日もご唱和をお願い致します。開缶!
缶内面は真っ赤な世界。これは前回のカルディ「ハリッさば」とまったく同じ展開だ。でも匂いは違って、ハリッサよりもずっと近しい缶じ。あの食欲を刺激するキムチそのものの匂いであります。
内部もキムチ味
さばの身がデカい! これが現代のさば缶のスタンダードなのだ。背から腹までみっちり太っており、銀色の皮目も美しい。
食欲をそそる匂いに我慢できず、この状態で頬張ってしまった。さばの内部までキムチ汁が染み込んでいて、誠にウマい。例えばさばの水煮にキムチをまぶしても、こうはならないだろう。一緒に煮込んだからこそ味が染みてるのだ。
キムチ汁がウマっ
かくのごとし。白ごはんに千切りキャベツを乗せて、その上にさばをOn! さらに缶汁(すなわちキムチ汁)をたっぷり垂らせば缶成であります。
さばもウマいが、キムチ汁もウマい。もともと「ご飯がススムキムチ」は甘い味が特徴だけど、そこにさばのうまみが溶け込んでいるから、甘じょっぱいウマだれに変化している。 これ、キムチ汁だけでごはん1合いけますよ!
缶詰情報
信田缶詰/ご飯がススムさばのキムチ煮 190g 300円(税別)
スーパーや同社ショッピングサイトなどで入手可