Windows APIとPOSIXのファイル操作は結構異なる
教育機関でC言語を習った場合、Windows APIではなくPOSIX系の関数の使い方を習うケースが多いのではないだろうか。ファイルの操作に関しては、POSIX系の関数とWindows APIとでは互換性がない。処理の流れそのものは似ているのだが、使う関数は異なるし、一部の概念は大きく異なっている。関数名を置き換えるだけでは、置換できないところがあるのだ。
一応、WindowsでもPOSIX系の関数をある程度使うことができるので、簡単な処理であればPOSIX系の関数を使って書くこともできる。しかし、Windowsの提供する機能を発揮しやすいのはWindows APIのほうだ。せっかくWindows APIを使ってウィンドウプログラミングをしているのだから、ほかの処理に関してもなるべくWindows APIを使ってみよう。このAPIがどのようなアイデアで取りまとめられたものかが見えやすくなるはずだ。
特にファイルへの書き出しはウィンドウプログラミングのみならず、さまざまなアプリケーションで使うことになる機能なので、何度か実習して使い方を覚えておきたいところだ。
参考
- Module 1. Your First Windows Program - Win32 apps | Microsoft Docs
- WNDCLASSA (winuser.h) - Win32 apps | Microsoft Docs
- Window Class Styles (Winuser.h) - Win32 apps | Microsoft Docs
- LoadCursorA function (winuser.h) - Win32 apps | Microsoft Docs
- GetSysColor function (winuser.h) - Win32 apps | Microsoft Docs
- Window Styles (Winuser.h) - Win32 apps | Microsoft Docs