毎日の仕事に欠かせないボールペン、何を使っていますか? 消せるボールペン「フリクションボール」を愛用している方もいれば、特にこだわらず、手元にあるボールペンを適当に使っている、という方も多いでしょう。

ですが、毎日使うものだからこそ、こだわりの1本を持っておきたいもの。今回はボールペンのボディ(軸)に注目して、手にぴったり馴染む1本を探してみませんか? おすすめしたいのは、あたたかみがあって手馴染みのよいウッド素材でつくられたボールペンです。

ウイスキーの樽から生まれた木のボールペン

まずご紹介するのは「PURE MALT(ピュアモルト)」。こちらはウイスキーを作るときに使用した樽を分解してできたオーク材から作られたボールペンです。

三菱鉛筆「オークウッド・プレミアム・エディション」

ウイスキーの樽に使われるのは、樹齢100年以上のオーク。切りだされたオークはウイスキーの樽となり、50年~70年の間ウイスキーづくりに使われます。その役目を終えたあとに、分解された樽がピュアモルトに生まれ変わるのです。

もちろん、木目は1本1本違った表情。自分だけの1本といった感覚で持つことができます。そしてウイスキーをつくってきた長い年月を彷彿とさせる、深い色合いが特徴です。新品でもはじめから使い込んだ風合いを楽しむことができますよ。曲線が美しいフォルムも絶妙。手に馴染む感覚がやみつきになって、ずっと書いていたくなるボールペンです。

フリクションを木軸で楽しむ

多くの方が愛用している消せるボールペン「フリクションボール」にも木軸のモデル「フリクションボール3ウッド」「フリクションボール4ウッド」があります。どちらも3色、4色と多色タイプのボールペンで、持ち手の部分が木の素材。しっとりと手に馴染むカバ材です。

PILOT「フリクションボール3ウッド ブラウン」

明るめのカバ材とゴールドの軸が組み合わされた「ブラウン」や、ブラックと深いレッドのカバ材が組み合わされた「ディープレッド」など、カラーによって雰囲気の違いを楽しめます。同じフリクションボールでも軸をウッドシリーズに変えるだけで仕事中の気分が変わりそうですね。

PILOT「フリクションボール3ウッド ディープレッド」

まるで鉛筆のような六角形の木軸ボールペン

ウッド素材が使われたボールペンは太めのボディのものが多い印象ですが、このデルフォニックスの「木軸ボールペン」はスマートな六角形のボディ。しかも長さが 153mm と一般的なボールペンよりもミニサイズなので、持ち運びにぴったりです。

さらに小さめの「木軸ボールペン ミニ」もあるので、用途に合わせて選んでみてください。

デルフォニックス「木軸ボールペン ナチュラル」

カラーは全部で11種類。木の風合いをそのまま感じられる「ナチュラル」、さわやかな「スカイブルー」、真っ白でおしゃれな「ホワイト」などさまざまな色が揃っていますので、お気に入りの1本を見つけてください。

デルフォニックス「木軸ボールペン スカイブルー」

天然の素材は私たちを知らず知らずのうちに癒してくれます。木のぬくもりを感じると、なんだかほっとするものですよね。触り心地もよく、手によく馴染むので、長時間の筆記もストレスになりません。

ウッド素材のボールペンは見た目もおしゃれですから、使っていれば周囲から見たあなたの印象もグッとアップするのではないでしょうか。毎日の仕事の忙しさに追われて癒しの感覚を忘れがちになっている方も、ぜひウッド素材のボールペンを取り入れて、身近なところから木のぬくもりを感じ取ってみてはいかがでしょう。プラスチック軸のボールペンとはまったく違った温度感を、存分に楽しんでください。

【今回紹介した文具】
三菱鉛筆「ピュアモルト
PILOT「フリクションボール 3ウッド
デルフォニックス「木軸ボールペン


まき(福島槙子)
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長。文具プランナーとして文房具の情報を発信しています。その人その人にぴったりの文房具を見つけるお手伝いや、日々の生活に役立つ文房具、主婦目線での文房具の使い方をご提案。レディのための文具ユニット「文具lady.」としても活動中。