Twitterで日々ブロッコリーの情報を紹介する、石川県白山市のブロッコリー農家・安井ファーム(@yasuifarm)さん。ブロッコリーのレシピや豆知識などのツイートが、「美味しそう!」「知らなかった!」と度々バズっています。意外と知らないブロッコリーの使い方や、美味しいレシピなど、そのツイートたちは見ているだけでブロッコリーを食べたくなるものばかり。

この春には、書籍『日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ』(KADOKAWA刊)も出版しました。この全5回の連載では書籍から一部をご紹介。ブロッコリーを使った料理のバリエーションがさらに広がるかもしれません。

第2回は「ブロッコリーの保存方法」を紹介します。

生のブロッコリーはチルドで保存

ブロッコリーを冷蔵庫で長持ちさせる秘訣です。

  • チルド室(約0度)で保存
  • ポリ袋に入れる

なんとこの2点を守るだけで2週間はナイスブロッコリーを保てるようになります。チルド室がない場合は冷蔵室か野菜室(いずれか温度が0度に近いほう)にて保管していただければオッケーブロッコリーです。

劣化の原因となるため、生のまま保存する場合はカットせずにそのまま保存していただければと思います。

ゆでブロッコリーは2~3日で食べきる

ブロッコリーは加熱すると傷みやすくなるため、食べる直前にゆでるか、長期保存する場合は冷凍するのが理想ですが、実際はそうも言ってられないと思いますのでキッチンペーパーでよく水けを取り保存容器に入れて2~3日以内にお召し上がりいただければと思います。

保存の本命! ゆでブロッコリーの冷凍法

冷凍が時を止める魔法としばしばたとえられるように「おいしい状態を保ったまま保存できる期間を延ばす」というのが最大のメリットです。また、冷凍するにあたり下処理の段階で火を通すため、ゆでる手間なくそのまま料理に使って時短できる点も推せる理由に挙げられます。冷凍なら1ヶ月程度保存できます。

冷凍レシピ

  1. 鍋にたっぷりの湯をわかし、塩を入れる(1リットルに対しひとつまみ)。
  2. 小房に切ったブロッコリーを加えて30秒ゆでる。
  3. ざるに上げて水をきる。ポリ袋に入れて袋ごと氷水に入れて冷ます。
  4. キッチンペーパーで水けをふく。
  5. 金属製のバット(ない場合はアルミホイル)にのせ、ラップをかけて冷凍庫に入れる。

Point
・30秒ゆでることで、保存中に劣化の原因となる酵素の働きを止めることができる。また、組織がやわらかくなるので、細胞壁の破壊を最小限にとどめることができる。
・金属製のバットにのせることにより、急速に冷凍されるため、氷の粒が大きくならず細胞壁を傷つけにくくなる。

食べるときは冷凍のまま焼く

おすすめの解凍方法は、キッチンペーパーで薄~ぅく油を塗ったフライパンに冷凍ブロッコリーを投入し、そのまま弱火でじっくり火にかけるやり方です。

水分を飛ばしながら解凍することができるため、シャキッとした食感のブロッコリーが楽しめます。

●撮影:井上直哉(目黒スタジオ)+安井ファーム

書籍『日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ』(KADOKAWA刊)

Twitterフォロワー5.5万人ブロッコリー農家・安井ファーム(@yasuifarm)初のレシピ本。

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