Twitterで日々ブロッコリーの情報を紹介する、石川県白山市のブロッコリー農家・安井ファーム(@yasuifarm)さん。ブロッコリーのレシピや豆知識などのツイートが、「美味しそう!」「知らなかった!」と度々バズっています。意外と知らないブロッコリーの使い方や、美味しいレシピなど、そのツイートたちは見ているだけでブロッコリーを食べたくなるものばかり。
この春には、書籍『日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ』(KADOKAWA刊)も出版しました。この全5回の連載では書籍から一部をご紹介。ブロッコリーを使った料理のバリエーションがさらに広がるかもしれません。
第1回は「ブロッコリーの洗い方」、まな板にバラバラにならない「小房の分け方」そしてついつい捨てがちな「茎」の処理方法を紹介します。
洗う - 食べる方が納得するまで洗えばOKブロッコリー
ブロッコリーの洗い方を3パターンご提案します。お好みに合わせてどうぞ
【基本】
水を張ったボウルに花蕾(房のほう)を下にして入れて、茎の部分をもって揺するようにして洗う。
【簡単】
流水でサッと洗い流す。
【念入り】
ポリ袋に房部分を下にして入れて、房全体がつかるまで水を加える。コロンとならないよう、さらに底が深めの容器に房部分を収め、袋のクチを輪ゴムで留めて10分間つけ置き。10分たったら、【基本】のやり方を参考に、ボウルで仕上げ洗いする。
ちなみにブロッコリーは「ブルーム」と呼ばれる自然由来の物質で表面を保護しているため、水を弾きます。ブルームは乾燥や外敵から身を守るバリアのようなもので、クチに入っても問題ありません。
小房にわける
ブロッコリーを小房にカットする際、大きなかたまりは根元のほうから包丁で切れ込みを入れ手で割くようにすると、まな板の上をツブツブだらけにすることなくきれいに分割できます。ツボミ側の大きさを意識して切れ込みを入れると均等にわけやすいです。
茎を加熱し、皮をむく
茎の皮(周りの囲い部分)は加熱すると簡単にむけます。茎(60g)を縦半分に切り、ポリ(電子レンジ対応のもの)に60g全量を入れ、袋の口をフワッとねじる。耐熱皿にのせて、電子レンジ(600W)で約40秒加熱。
これで、茎の外側の固い部分がヌヴァっとめくれるようになります。
ゆでる場合は茎を丸ごと1~2分ゆでてから、半分に切りヌヴァっとすれば、茎の下処理は完了。すぐに食べられます。
・加熱後は、熱いので布巾を使うなど、ヤケドにご注意ください。
・大きな茎(120g)の場合、電子レンジは約1分30秒、ゆでは2~3分が目安となります。
・電子レンジ対応のポリ袋がない場合は、耐熱皿の上に半分に切った茎を全量のせて、ラップをふわっとかけ、同じように加熱してください。本書では耐熱仕様のポリ袋『アイラップ』を使用しています。
・むいた皮も刻んで餃子に入れるなど食べられます。
●撮影:井上直哉(目黒スタジオ)+安井ファーム
書籍『日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ』(KADOKAWA刊)
Twitterフォロワー5.5万人ブロッコリー農家・安井ファーム(@yasuifarm)初のレシピ本。
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