グルメに美容、ショッピング、韓流……さまざまな楽しみ方がある韓国。2000年頃の韓流ブームをきっかけに、今でも気軽に行ける海外として安定した人気を誇っている。隣国でありながらアジアらしい異文化を味わうことができる韓国では、「薬食同源」(毎日の食事が健康をつくる)という食を重要視する考えが根付いており、バランスのいい食事が特徴的だ。
一日の始まりの定番は王道・韓国料理
そんな韓国の食卓には、朝からお皿がたっぷり並ぶ。ご飯に汁物、キムチなど野菜を使ったおかず数種類と、バランスのいいメニューが韓国一般家庭の定番だ。
日本でも人気のスンドゥブチゲは、ピリッと辛いスープと豆腐の優しい味がマッチする。アツアツのスープに卵を落とせば、優しくまろやかな味になる。ご飯と混ぜて食べるのもオススメだ。
ソルロンタンの白く濁ったスープは、牛の骨や内臓を煮込んで作られる。10時間以上煮込むと臭みがなくなるのだそうで、自分で塩やキムチを入れ、味を調節する。辛みが全くなく優しい味わいのソルロンタンは、朝にぴったりのメニューだ。
韓国式おかゆはボリュームたっぷり!
ヘルシーで消化のいいお粥は、健康志向が強い地元の人にも愛されるメニュー。牡蠣やアワビ入り、牛肉入り、カボチャ入りなど種類が豊富で、ごま油を使用しているのが特徴だ。ボリュームたっぷりで満足感のある韓国式お粥は、シンプルな日本のものとは違った印象を受ける。
高麗人参やゴマ、松の実を使用した韓国式のお粥は薬膳という面からも非常に優れている。また、体内を温めるため美肌作りにも役立つそうだ。美容・健康意識の高い韓国らしいメニューである。
忙しいビジネスマンには屋台のトーストが人気
一人暮らしの人や朝急いでいる人は、屋台で食べられる韓国式トーストをよく食べているそうだ。屋台は駅の出口付近などにあり、朝から昼にかけて営業している場合が多い。
薄い食パンを鉄板で表面がサックリするまで焼き、キャベツやニンジンの入ったオムレツをケチャップなどの調味料と一緒にパンに挟む。オムレツにたっぷり砂糖を入れたり、甘いジャムをパンに塗ったりと、甘辛い味を楽しむのが韓国流。
砂糖やジャムを除いて注文することもできるが、現地に習って甘いオムレツのトーストに一度挑戦してみることをオススメする。この韓国式トーストは見た目よりもボリュームがあり、手軽ながらもお腹はしっかりと満たされる。
朝からボリュームたっぷりの朝食を楽しむ韓国。基本的に温かいものを食べるようで、バランスが良くヘルシーな食事が韓国のパワフルさの源になっているようだ。
※記事中の情報は2016年7月時点のもの
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