芸術の都・パリや地中海リゾートのニースなど、世界中の旅行者を魅了してやまない国、フランス。美食の国としても有名なフランスでは、世界各国のさまざまな料理が楽しめる。街にはレストランやカフェ、ベーカリーが立ち並び、思わず目移りしてしまうほどだ。
そんなフランスは朝食もおしゃれなのかな? なんて思っていると驚かされるだろう。フランスの朝食はかなりシンプルなのが特徴。朝食は簡単にとり、その代わりにランチをしっかり食べるのがフランス流なのだそう。
パケットがあれば十分!
最も定番の朝食が、バゲットにジャムを塗った「タルティーヌ」と呼ばれるもの。いわゆるオープンサンドで、基本的にはジャムやヌテラをたっぷりと乗せ、コーヒーやカフェオレと一緒にいただく。タルティーヌをコーヒーやカフェオレに浸すのもフランスでは定番の食べ方だ。
フランスを歩いていると、バゲットを持っている人とよくすれ違う。バゲットは朝食から夕食まで、フランス人に愛される庶民的なパンなのだ。
クロワッサンは休日にゆったりと
バゲットよりも少し高価なクロワッサンは、休日に食べられることが多いそうだ。カフェオレを飲みながら休日のカフェでクロワッサンをかじる、まさにパリ! といったイメージ通りの朝食は、忙しいフランスの人々にとっては休みの日の癒やしのひと時なのだ。
パンの他にもリンゴやオレンジなどのフルーツやヨーグルト、ハム、チーズなどを一緒に食べることも多いが、さらに簡単に、マドレーヌやクッキーなどのお菓子を食べるのも一般的である。
クッキー類もタルティーヌやクロワッサンと同じく、コーヒーやカフェオレに浸して食べる。忙しい朝に調理いらずですぐに口にでき、さらにパワー源になるお菓子類はフランス人にとって便利な存在なのだ。
基本的に朝食では甘いものしか食べないフランス。朝早くから開いているフランスのベーカリーでは、焼き立てのバゲットやクロワッサン、チョコレート入りのパンなどが楽しめる。フランスへ訪れた際は、それぞれのお店のこだわりがつまったパンたちとカフェオレで、フランス式の朝食を試してみてはどうだろうか。
※記事中の情報は2016年9月時点のもの
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