寒い季節。他社への訪問にはコートを始めとした防寒具が欠かせませんね。そこで今回は、スマートなコートの脱ぎ方やたたみ方、置き方についてお話しいたします。
この冬、訪問先でカッコよく振る舞い、ぜひ周りに差をつけましょう!
訪問先、コートはどこで脱ぐのが正解?
目上の方に会うときはコートを脱いで挨拶……とは皆さんご存じのとおりです。
コートを着たまま「はじめまして」や「こんにちは。いつもお世話になっております」と挨拶してはあなたのレベルが問われます。
では普段、どこでコートを脱いでいますか? 正解はシチュエーションによって異なります。
受付のチャイムを押す前
目上の方や取引先、クライアントの方にお会いする前ですので、基本的な心掛けとしてはそう悪くはないでしょう。
ビルの廊下やエレベーターの中で
こちらもお目に掛かる前なので、まあ正解です。但し、1、2とも、廊下やエレベーターでご担当者や相手先社員の方にお会いする可能性がないとは言えません。そこまで考えると、もう少し配慮が欲しいところです。
インターホンを押す前
"育ちがいい人"としてはこちらが正解となります。現在、ビルのエントランスに設置してあるインターホンには、ほとんどの場合モニターが付いています。
つまり、あなたが「2時にお約束頂いております〇〇でございます」と話している姿が映ってしまっているということ! それがコートを着たまま……となってはデキるビジネスパーソン失格! もちろん、マフラーや手袋など防寒グッズも例外ではありません。
さらには、「先方のビルに入る前」と答えた方、あなたは礼儀作法をしっかり心得た"育ちがいいビジネスパーソン"でしょう!
脱いだコートのたたみ方で育ちが分かる!
続いては、脱いだコートのたたみ方、持ち方です。あなたは訪問先にコートを持ち込む際、気を付けていることや注意していることはありますか?
正解は、裏返しにしてたたむ。裏返しにして持つ。ということです! これは「訪問先に外で付着した塵や埃を落とさないため」となります。
そのコート、どこに置く?
では、訪問先でのコートの置き場所に悩むことはありませんか? 隣の椅子、ソファーの座面、自分の椅子の後ろ、自分の椅子の背もたれ、隣の椅子の背もたれ……等々、あなたはどちらに置いていますでしょう? これは、先方の方との関係性によって異なります。
最も謙遜、遠慮を表せるのが、床に置いた自身のバッグの上。逆に、親しいお相手との場合は、隣の椅子の背もたれ。こちらについては、折った状態のコートを背もたれに二つ折りで掛ける場合と、全くたたまずにハンガーのように掛ける方法がありますが、後者が最もラフな置き方と言えます。
大切な訪問先でのあなたの正しい振る舞いは、誠実さを感じさせ、信頼を高め、スマートに映り、きっと評価も高くなるはずです。
「育ち」や「マナー」は知っているか知らないかだけのこと! 知識はあなたの「一生の武器」となり、あなたの人生を変えてくれます。