いよいよ第5弾となります名刺交換マナー!
前回は、相手の名刺を受け取る際に注意したい自分の指の位置や、テーブルへの置き方についてご説明いたしましたね。
最終回となる今回は、"差をつける! 名刺交換エンディング"についてお話しいたします。
相手の名刺をしまうタイミング
前記事でもお伝えしましたように、打ち合わせが終了するまで相手の名刺はテーブルの上に出しておくのが一般的です。ただし、どんな場合であっても最後の最後まで片づけてはいけない! ということではありません。
例えば、書類などをたくさん出されて打ち合わせをする場合など。
相手の名刺の上に書類が被ってしまったり、押されてテーブルから名刺が落ちてしまったり…… と、目の前にいる相手に対し、失礼な事態にもなりかねませんね。そのようなときは、もちろんお早めにしまっても問題ありません。
これぞ"デキるビジネスパーソン!"のエンディングとは?
上記のように打ち合わせの途中であっても、ミーティングが終了した際であっても、このしまい方を知っていると一目置かれる! というポイントを2つお伝えします。
(1)名刺を押しいただく
「押しいただく」とは、物をうやうやしく自身の顔の上方にささげ持つこと、です。ただし、賞状をいただくときのようにあまり大げさにやり過ぎる必要はありません。
テーブルから相手の名刺を取り上げたら、自身の名刺入れの上に乗せ、少し持ち上げながら軽く会釈なさる…… この程度であっても、相手の名刺を丁寧に扱っているという心遣いが表せます。
(2)「お名刺、ちょうだいいたします」
黙って名刺を取り上げ名刺入れにしまうのはNG。「お名刺、いただきます」「お名刺、ちょうだいいたします」といったひと言を添えることで、相手の方への敬意が伝わります。
上記(1)(2)両方なされば、名刺交換の完璧なエンディングとなります! が、相手の方やその場の雰囲気に合わせ、(1)のみ、(2)のみ、(1)(2)両方とも……と使い分けてくださいね。
本当にデキる人とは、状況を読み取り臨機応変にふるまえる方です!