この連載は、「カッコ良くなりたい!」と思う全ての男性へ贈る、美容のあれこれをお伝えするコーナーです。今回も引き続き男性のメイクについてお話しできたらと思います。

前回は、アイブロウやコンシーラーといった部分的に使用する化粧品についてお話しました。今回は、顔全体の肌印象を変えるベースメイクについてお話したいと思います。

ファンデーションとBBクリームの違いとは

ベースメイクアイテムとしては、ファンデーションやBBクリームなどがあります。どちらも、気になる肌の色ムラや毛穴などを目立たないようにカバーし、肌色を均一に見せる効果があり、清潔感のある健康的な印象に仕上げます。一見、同じような機能をもっている、ファンデーションとBBクリーム、その違いは何でしょうか。

ファンデーションとBBクリームは元々の開発された目的が異なります。ファンデーションは肌色や肌の凹凸を補正するメイクアイテムとして、BBクリームは美容施術後の肌を保護するクリームとして開発されました。

ファンデーションの使い方

まず、ファンデーションについてです。ファンデーションは、カバー力が高く、また、カラーバリエーションも豊富で、本格的にしっかりメイクをしたい方向けのベースメイクの基本です。様々な種類があり「パウダーファンデーション」はマットな肌を作るのに適しており「リキッドファンデーション」はツヤ感を与え、よりカバー力が高い傾向にあります。 BBクリームは、ファンデーションの機能をベースとして、美容液・日焼け止め・化粧下地などの機能もあわせ持ったオールインワンベースメイクアイテムです。1つでベースメイクが完結する手軽さが魅力で、メイクに不慣れな方にもおすすめです。

使い方としては、ベースメイクの前に、化粧水、乳液などをしっかり肌になじませ整えておきます。BBクリームを使うときのポイントは、少量ずつムラなくのばすことです。厚く塗りすぎると、ムラや不自然な印象になり、崩れやすくなってしまいます。自然な仕上がりを目指して最初は薄く塗ってみてください。

また、ファンデーションを使用する場合は、化粧下地も忘れずに使用しましょう。ファンデーションのノリがよくなり、仕上がりが違いますよ。ご自身の好みや目的に合わせて使ってみてください。

フェイスパウダーの使い方

その他のベースメイクアイテムとして、フェイスパウダーがあります。フェイスパウダーは、色づきのあるものから、ほとんどないものまで様々ですが、パウダーファンデーションと比較するとカバー力は、弱い傾向にあります。

リキッドファンデーションやBBクリームの後にベースメイクの仕上げとして、使用するのがおススメです。肌表面をさらりと仕上げ、テカリやメイク崩れを抑え、ふんわりとした印象に整えます。よりナチュラルに仕上げたい場合は、日焼け止めの後にフェイスパウダーだけでもOKです。フェイスパウダーも塗りすぎないことがキレイに仕上げるコツです。テカリの気になるTゾーン(おでことおでこから鼻筋にかけて)をメインに使うのもおススメです。

どのアイテムも、自分の肌色に合ったものを選びましょう。男性の肌色を意識したメンズ向けのメイクアイテムも増えてきていますので、チェックしてみてくださいね。

クレンジングも忘れずに

そして、メイクはしっかり落とすことも重要です。メイクが肌に残ってしまっていると、ニキビや肌荒れの原因になってしまいます。1日の終わりにきちんと洗顔をしましょう。アイテムによってはメイク落としが必要なものもありますのでよく確認しましょう。また、洗顔後の肌は乾燥しがちです。化粧水や乳液で保湿も忘れずに行ってくださいね。

いかがでしたでしょうか。2回にわたってメンズメイクについてお話ししました。メイクが決まるととてもワクワクし前向きな気持ちになりますよね。メイクを楽しみ、ポジティブな気持ちになっていただけたら嬉しいです。