初期設定が完了したら実際に使い始める事になるわけですが、BlackBerryには覚えておくと作業効率が向上する機能がたくさんあります。今回はBlackBerryを使うにあたり、「これだけは覚えておいた方が良い!!」といえる機能をいくつか紹介していきます。
キーボードショートカット
まず覚えておくといいのがキーボードショートカットです。BlackBerryはキーボードを押すことで色々な機能を呼び出すことができます。第3回の基本設定の回でも紹介しましたが、ホーム画面でのキーボード入力時の挙動を「ユニバーサル検索」から「アプリケーションのショートカット」に変更しておくことで、同機能が利用できます。
今回は数あるショートカットの中でも、よく使いそうな項目に絞って、少し詳しく紹介していきたいと思います。
まずはホーム画面の呼び出し方。アプリケーションが前面で起動しているときに、手軽にホーム画面を呼び出すには終話キーを押すと、手軽にホーム画面を呼び出せます。
ホーム画面を表示したらキーボードショートカットを活用してみましょう。以下が、筆者がキーボードショートカットでよく呼び出す機能とその活用例です。
T : Task(タスク)
Taskはいわゆる自分がやるべき項目の一覧、いわゆる「ToDo」です。日や時間がきっちり決まっている「予定」と違ってもう少し大まかなペースでやらなければいけないこと、やったかどうかのチェックが必要なことを記載しておくと便利です。例えば○○について確認しておく、メールを出しておく、仕様を調べておく、原稿が遅れる言い訳を考えておくなど、すぐではなくて「数日中にやっておかないといけないこと」などを記載しておくと重宝します。
A : contActs(アドレス帳) Contactはアドレス帳です。電話をかける、メールを送信する、住所を確認するなど、とても良く使う機能です。Aキーで呼び出したあとはそのままキーボード入力で絞り混みができるのでさらに便利です。
L :caLendar(カレンダー)
Calendarは時間がきちんと決まった予定を書き込んでおいて確認する、いわゆる予定表です。会議や出張の予定などを管理するのに便利です。
ちなみに、Lキーでカレンダーを呼び出した際、日、週、月などの表示をどれにするかはカレンダーの設定で設定可能です。カレンダーを呼び出したあと、月Viewや週Viewの場合はCキーを押せば新規予定入力画面を呼び出せます。日Viewの場合はそのまま入力したい時間にカーソルを合わせれば直接件名が入力できます。
M : Messages(メール)
Mキーを押すとメールの受信フォルダを呼び出すことができます。受信フォルダは各メールアカウントの受信フォルダではなく、統合メールボックスの受信ボックスになります。
C : Compose(メール作成)
Cキーを押すとメールの作成画面を呼び出すことができます。流れとしては「宛先の選択」→「メール作成」となっているので、まず起動するのはアドレス帳の一覧になります。一覧でメールを送りたい相手を選択すると、メールの作成画面が表示されます。アドレス帳に載っていない宛先にメールを出したい場合は[直接入力]を選択するとメールアドレスの入力画面になります。
B : Browser(ブラウザー)
Webブラウザーを起動することができます。
D : memopaD(メモ帳)
メモ帳の一覧を表示することができます。新たにメモを作成する場合は「新規メモ」を選択します。
S : Search(検索)
BlackBerry本体の検索、Webのサーチエンジンを使った検索が利用できます。
H : Help(ヘルプ)
ヘルプには様々な情報が掲載されています。困った際には呼び出して熟読してみましょう。「ヒントとショートカット」は必読です。
U : CalcUlator(電卓)
電卓はちょっとした計算に使うと便利です。飲み会の割り勘などの際に重宝するでしょう。
メニューキー長押し : タスク(起動中のアプリケーション)切り替え
複数のアプリを起動して使っている場合、メニューキーを長押しすると現在起動しているアプリケーションの一覧が表示されます。トラックパッドでアプリケーションを選択すると、そのアプリケーションを前面に呼び出すことができます。
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以上が、筆者が普段よく使うキーボードショートカットです。本稿を参考にして、BlackBerryを効率良く使ってみては如何でしょうか? 次回は、文字入力に関する便利な機能を紹介するので、楽しみにしていてください。
■Kuro(くろ) BlackBerryFanSite運営
1972年大阪府出身。紆余曲折を経て2009年から相方のIchigoとBlackBerryの情報を発信する日記「KuroとIchigoのBlackBerry日記」を開設。その後ユーザーグループなども開設しつつサイト名を「BlackBerryFanSite」として今に至る。サイトでは執筆、なんちゃってシステム担当、ボケなどを担当。単体運用にこだわらないので他機種との組み合わせの記事なども好んで書く。