ワニブックスは、このほど『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)を発売。本書は、東洋医学の知恵×西洋医学の言葉と考え方をミックスして、自律神経を整えるためのセルフケアの方法を紹介している。

  • 『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)

著者は、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師でありTC鍼灸マッサージ院の院長を務める森田遼介氏。本書では予約が取れない鍼灸師としても有名な同氏が、「つらい冷え性」「なかなか取れない疲れ」「睡眠トラブル」など今ある不調を解消して、将来の病気リスクまで下げる健康のコツを100通りお届け。

今回はその中から、「糖尿病のリスクを上げる悪い習慣」に関してを抜粋。みなさんはいつもどんな食材をとることを心がけているだろうか。ぜひ本稿を参考に、自律神経によい生活を心がけてほしい。

■糖尿病のリスクを上げる悪い習慣5選

  • 適度な飲酒量の目安(イラスト/日江井香)

6人に1人が糖尿病予備軍

厚生労働省の調査(※)では、日本には約2000万人の糖尿病患者および予備群がいると推定されています。これは総人口の15%を超え、約6人に1人という数字です。糖尿病は早期発見・早期治療が重要です。ここに糖尿病や肥満リスクを上げてしまう悪い習慣を5つにまとめました。いずれも基本的なことですが、今一度、見直してみてください。

①食事の不摂生: 特に気をつけてほしいものは、「液体の甘いもの」です。果物や野菜ジュース、砂糖を入れたコーヒー、清涼飲料水などの加糖飲料は控えるべきもののひとつとなります。飲みものは固形物よりも消化吸収されやすく、血糖値が急激に上昇するためです。

②ストレス: ストレスが溜まった状態になると、血糖値が上がりやすくなります。ヨガや呼吸法、リラックスできる趣味など、自分なりのストレスをやわらげる方法を見つけましょう。

③運動不足: 身体活動量の低下は糖尿病の発症に密接に関連しています。運動を週に3日以上、できれば毎日行い、運動をしない日が2日以上続かないように心がけましょう。

④タバコ: タバコを吸うと交感神経が刺激され、血糖値が上昇します。そればかりか、タバコは血糖値をコントロールするインスリンの働きを妨げる作用があります。そのため糖尿病になりやすくなるのです。

⑤アルコール: アルコールに含まれるカロリーは、1gあたり7キロカロリー。最近は糖質ゼロを謳(うた)った商品もありますが、糖質ゼロでも決してカロリーゼロではありません。お酒を飲み過ぎている人は、飲まない人に比べ、血糖コントロールが難しくなるという報告もあります。

※2016年に実施された糖尿病実態調査(平成28年国民健康・栄養調査)


書籍『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)

  • 『自律神経にいいこと大全100』(1,650円/森田遼介著)

ここで伝えた内容以外にも、"心や体を整える自律神経にいいこと"を数多く紹介している。気になる方は、ぜひ本書を手にとってみてはいかがだろうか。