連載『増税への挑戦』では、消費増税で家計で苦しくなる中、節約に役立つだけではなく、物を売って稼ぐ(収入を増やす)こともできる「オークションサイト」について、オークションライターの川崎さちえさんが自らの経験をもとに解説します。
"レア物"が手に入る
「ネットオークション」を活用するワケということで、前回、前々回と記事を書いてきました。今回は、もうちょっと深掘りしてみようと思います。オークションの市場は、全国、場合によっては全世界になるので、出品禁止物以外は、ほとんどの物が出品されているといってもいいかもしれません。その中には、一般市場ではなかなか手に入らないものも。そう、"レア物"と呼ばれる、超お宝があるのです。
たとえば、ヤフオク! で「レア 限定」をキーワードで検索してみると、出品数は約18,000点。カテゴリは様々ですが、数量限定、期間限定で売られたものや、過去に生産されていたけれど今では手に入らなくなったものまで、かなりの数があります。
しかも、けっこう高額で入札があります。ヤフオク! でレア物を見つけるということが当然のように行われているんですね。
過去の履歴を見ても、レア物が人気だということがわかります。たとえば、オークファンで調べてみると、遊戯王などのトレーディングカードや、ぬいぐるみなどが驚きの価格で取引されています。
オリジナルの商品が手に入る
ヤフオク! で人気のカテゴリのひとつに、「ハンドクラフト、工芸」があります。特に衣類やバックのハンドメイド作品などが多いのですが、既製品? と思うような物がたくさん出品されています。
オークファンを見ても、過去にたくさん出品されていたことがわかります。
洋服であれば、自分の特技や趣味を実益に変えているわけですが、落札する方からすれば、世界にひとつしかないオリジナルの商品が買えるということになります。たとえば、子どもの幼稚園バックなどは、既製品を買ってしまうと、他の子どもと同じだったりします。それが嫌だと思う親御さんは、自分でつくったり、ヤフオク! などで買ったりするわけですね。
もちろん、衣類だけではなくて、ハンドメイドの家具なども出品されています。他にはないものを! と思う人は、上手にオークションを活用しているわけです。
執筆者プロフィール : 川崎さちえ
2003年にネットオークションを始める。不要品の出品をメインとして、現在もユーザーとしてオークションに励む。オールアバウトのネットオークションガイドとして、記事を執筆。ネットオークションを生活の一部に取り入れるべく、「ネットオークションは生活のインフラになる」という考えを持つ。また消費税増税の社会においては、ネットオークションが家計の救世主になりえると考え、業者とは違う視点でネットオークションの有効性を伝えている。