ワニブックスは、このほど『結局、これを食べるが勝ち - 国内最大級の食事管理アプリ『あすけん』公式 -』(1,540円/道江 美貴子著)を発売。本書は、国内最大級の食事管理アプリ『あすけん』のビックデータから導き出した「やせている人が食べているもの」を解説している。
著者は、100社以上の企業で健康アドバイザーを務めた経験を持つ管理栄養士の道江 美貴子(みちえ みきこ)氏。2007年、新規事業の立ち上げメンバーとしてaskenに参画し、以後『あすけん』の企画・コンテンツ制作・開発管理などに携わり、現在は同社の取締役としてあすけん事業統括責任者を務めている。
今回は同書の中から、ダイエットに成功したユーザーがいつどんなものを食べているのかなど「食事選択の正解」を抜粋して連載形式で紹介。体型が気になる人、健康な生活を送りたい人はぜひチェックしてみてほしい。
■今夜は飲み会! 存分に飲む&食べる その前の準備は?
×たくさん飲めるようにお腹を空かせる
空腹でお酒を飲むとアルコールの吸収率が高くなって酔いが回りやすくなり、飲みすぎや悪酔いを招く
〇事前に牛乳を飲んでおく
飲む前に乳製品を摂ると、アルコールの吸収がゆっくりになり、酔いにくくなる
・乳製品はアルコール吸収をゆっくりにしてくれる
・ドカ食い対策には、セカンドミール効果を活用
・おつまみは肝臓を助ける、枝豆や冷奴が最強
■飲む前にクイっと牛乳を1杯
牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、胃の粘膜を守るので胃でのアルコール吸収を遅らせてくれます。逆に空腹でお酒を飲むと、アルコールの吸収が早くなり、悪酔いしやすいので注意して。どこでも手軽に手に入る牛乳やヨーグルトドリンクを飲み会前に飲んで小腹を満たしておくといいでしょう。
さらに乳製品に豊富なたんぱく質(アミノ酸)には、肝臓のアルコール代謝を助ける作用もあるんです。そもそもアルコールは、体内に入ると胃から20%、小腸から80%が吸収されて、肝臓で代謝されます。この時にアセトアルデヒドという毒素が生まれ、それがさらに酵素によって分解されます。ここで分解が追いつかないとアセトアルデヒドが体内に停滞し、悪酔いや二日酔いを引き起こすのです。
とくに日本人は欧米人に比べてアセトアルデヒドを分解する酵素が少ないと言われています。お酒で顔がすぐ赤くなる人は、とくに分解能力が低い傾向にあるので事前の準備をしておきましょう。
■アルコール代謝を助ける栄養素を補給しよう
飲み会中にもたんぱく質を摂ると、アミノ酸が肝臓でのアルコール分解をサポートしてくれます。ビタミンB1、ナイアシン、亜鉛もアルコール代謝を助けるので、おつまみの定番、枝豆や冷奴はぜひ注文を。
また、水分をたくさん摂ることも大切。お酒を2杯飲んだら水や烏龍茶を、日本酒のように度数が高いお酒の時はチェイサーをオーダーして水分補給しましょう。
さらにお酒を飲むと満腹中枢が麻痺して食べすぎになりがち。飲み会前に、食物繊維が豊富な野菜ジュースやファイバー飲料を飲んで、食後の血糖値を上がりにくくするセカンドミール効果を狙うのも有効な対策です。
大前提として、お酒の飲みすぎは体に大きな負担をかけます。一般的には1時間で分解できるアルコールの量は、「体重×0.1g程度」とされています。個人差はありますが、缶ビール1本分のアルコールを代謝するのに平均4~5時間もかかるのです。大量に飲めば肝臓は朝まで活動し続けて大きな負担がかかることに。お酒はほどほどにしましょう!
書籍『結局、これを食べるが勝ち - 国内最大級の食事管理アプリ『あすけん』公式 -』((1,540円/ワニブックス刊)
同書では、そのほか食事選びに関する知識や得する栄養学のTipsもあわせて紹介。あなたの健康や生活を助ける一冊となるだろう。
※本書で紹介している内容は、効果に個人差があります。ご理解の上、お読みください
あすけん
あすけんはダイエットしたい・健康になりたいという人のための食生活記録・改善アプリ。食事画像判別AIなどにより食事の写真を撮るだけでも食生活を記録・栄養計算ができ、食事の記録をすると、管理栄養士監修のアドバイスが得られる。
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