"朝英語"はじめました(5) 『朝英語Biz』で基盤のある女を目指します

英語力の伸び悩み。その理由は基礎がしっかりしていないことにあるみたい。でもそれなりにプライドみたいなものもあって、あまりに初心者向けの英語教材だと嫌になっちゃうんです。その点『朝英語Biz』はすてき。私をしっかり"大人扱い"しながらも、さりげな～く基礎レベルの英語を勉強させてくれるから。そう、まるで池上彰さんみたいな感じかしら……。

継続のカギは臨機応変さ!?

気分転換はカフェでの勉強

『朝英語Biz』3週目。4歳の娘が目を覚ます前のさわやかな時間が私の英語タイム。総合監修の茂木健一郎さんによると、朝はクリエイティブな活動をするのにとってもいいそう。なんでも「蓄積した記憶が整理され、脳がリフレッシュされた状態になっている」とか。そういえば朝の英語ってなんだかスーッと頭に入っていく感じがするかも。

でも正直いうと起きられない朝もあるんです。例えば録りだめした2時間ドラマを立て続けにみてしまった日の翌朝でしょ。あとは、頼まれもしないのにビールと"勝負"した日の翌朝も。でもそんなときも必要以上には落ち込まないようにしています。だって1日の勉強時間は20分だけ。電車の中やランチタイムでもカバーできるし、週末に"振り替え"だってできるわけですから。そんな臨機応変さも継続のカギかもしれません。

丸暗記したい「使える」フレーズがいっぱい！

そろそろ『朝英語Biz』の中身についても紹介しましょう。この講座は1日20分の学習を3カ月で修了するもので、ビジネスシーンを舞台にしたストーリー仕立て。連続ドラマを楽しむように英語を勉強することができます。

週5日の勉強のうち、1～3日目は毎日1つの文法項目を確認。後半2日間は、その文法を含む表現をストーリーの中で復習します。実はこれ、中学レベルの文法の復習と応用。つまり基礎の基礎から英文法を固めていくことができるわけです。英語からずーっと遠ざかっていた人はもちろん、私みたいに基礎がしっかりしていないために英語力が"停滞"している人にもうれしい話です。

そしてとっても役立ちそうなのが英語表現。「グローバル展開する日本企業に行ったアンケートを基に厳選した」というだけはあります。例えばこんな感じ。

I want to tell you a little bit about myself.
(少し自己紹介をさせてください)

簡単な英語だけど、これってなかなか出てきません。だからこそ、このセリフがさらりと口から出たらすてきだわ。その後の会話もきっと弾むはずです。

こうした英語表現は毎週4日目、5日目に登場。毎回「自己紹介」「指示する、案内する」「出迎える」「アポイントを取る」「商談する」といったテーマごとに2つの表現が紹介されます。3カ月で48フレーズなので、思い切って丸暗記しちゃおうかと思っています。

1日4ページ、懐かしい赤シートを使った勉強も

毎日の勉強についても紹介しましょう。1日に勉強するのは4ページ。前半2ページの「アクティブモード」と後半2ページの「クリエイティブモード」に大きく分かれます。

「アクティブモード」は、文法事項と語句を耳で聞いたり目で見たり、口に出したりしてインプットする部分。天文学者ガリレオ・ガリレイやヘアメークアーティストのヴィダル・サスーンといった古今東西の偉人の名言やことわざを紹介する「Quote of the Day」もお気に入りです。

「クリエイティブモード」では、インプットした語句や文法事項をリピート練習などでアウトプットにつなげる練習をします。赤字で書かれた重要表現は特に覚えたい語句や文法事項。ちょっと懐かしい赤シートも使ってしっかり頭に叩き込みましょう。


前半2ページはアクティブモード	後半2ページはクリエイティブモード

「基盤のある女」を目指します

というわけですっかり私を虜にした『朝英語Biz』。基礎をしっかり固めながらも、ビジネスシーンですぐに役立つ表現もしっかり身に付けられそう。それに大人なストーリ―もお気に入り。ちなみに1カ月目のストーリーは、28歳の日本人男性がアメリカの会社に転職し、仲間たちと大きなプロジェクトに着手するお話。ちらっと恋のお話も出てきますよ。この『朝英語Biz』。内容はすぐにビジネスシーンで役立ちそうなものですが、よ～く見ると使われている単語ってそれほど難解じゃありません。つまりビジネス英語だからと構える必要はないということ。すでに知っている単語やフレーズをしっかりと「使いこなす」力こそが大切だということです。