セオリー7--交際からプロポーズへ導くテクニック
数々の婚活活動が実を結んで恋人をゲット! さあ、結婚に向けて一直線よ! と意気込んではみたものの、彼がなかなかプロポーズをしてくれないというケースはよくあることのようです。また、長年付き合っている彼からのプロポーズを待ち続けているという人も……。
結婚したいアラフォーにとって、長い交際は百害あって一利なし。できれば交際してから1年以内には結婚を決めたいところです。そのためには、彼からのプロポーズをただ待っているだけではダメ。彼に結婚したい気持ちを起こさせ、プロポーズをさせるように仕向けなければなりません。
もちろん、自分からプロポーズをしてもよいのですが、人生の局面においてイニシアチブをとりたい男性は多いもの。また、のちのち「おまえが結婚してくれといったから結婚したんだ」といわれるのも癪に障りますから、男性からプロポーズさせるほうが得策でしょう。
そこで、プロポーズさせる技術が必要となってくるわけです。もしかしたら彼はあなたの愛に確信が持てないのかもしれません。勇気を奮ってプロポーズしても断られたらカッコ悪いな~という気持ちはどんな男性にもあることでしょう。
そんな彼の気持ちを和らげ、プロポーズへと向かわせるためには、
- 彼のことを心から愛している
- 彼と結婚したいと思っている
- プロポーズしてくれたら断らない
という以上3点を折に触れてアピールするのです。ただし、あまり露骨になりすぎて変なプレッシャーを掛けないように。あくまでも"さりげなく"がポイントです。
結婚を真剣に考えている理学療法士のY子(38歳)は彼の機嫌がいい時を見計らって(←これ大切)、ふたりの将来をイメージさせるような話題をさりげなく織り込むようにしました。例えば、旅先で素晴らしい風景に遭遇した時に「また一緒に来たいね~」といってみたり、仲良く連れだって歩く老夫婦を見かけた時には、彼の顔を覗き込みながら「あんなふうに歳をとれたら素敵よね」とニッコリ笑ってみたり。そういわれると彼もまんざらではない様子。
そして、極め付けが引っ越し。「最近越してきたお隣さん、なんだか騒音がひどいの。トラブル起こしたくないからこっちが引っ越そうかなと思っているの。いまよりもう少し広い場所に住みたいんだけど、ひとりだと家賃がね……」と言ったところ、彼が「一緒に住もうか」と申し出てきたといいます。そこで、「同棲ってこと?」とやや不安げな顔をしたら、「結婚しよう! 」とめでたくプロポーズに至ったそう。
プロポーズを受ける気持ちがあることを匂わせ、具体的なきっかけを作ってあげれば、恋人は必ずやプロポーズしてくれるはず。もしプロポーズしてくれなかったとしたら、その男性はあなたと結婚する気はさらさらないということです。
そんな男性と付き合って貴重な時間を浪費するのはもったいない。すっぱりと別れて、新たな出会いを求めたほうが良さそうです。
7回にわたってお送りした「アラフォーから始める婚活ガイド」もこれが最終回。結婚だけが人生の幸せではないと思うけれど、一度くらいはしてみたいという気持ちもよ~くわかります。「結婚したい」と思った時がその人の結婚適齢期。遅いということは決してありません。妥協せず、高望みせず、自分をしっかり見つめて、素敵な結婚相手とめぐりあえるよう、頑張ってくださいね。チャオ!
粂美奈子(くめみなこ)プロフィール
神奈川県出身。アラフォー世代上限ギリギリのフリーライター。結婚情報誌の編集&執筆を長年手がけ、結婚式をはじめ結婚にまつわるさまざまな事象について取材。オールアバウトジャパンにて「結婚式」ガイドも務める。著書『ウェディング・プランナーになる!?』、『ブライダル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(以上秀和システム)、『結婚準備まるごとナビ』(監修/高橋書店)など。