相変わらずの経済不況の中、鳩山総理の辞任など、政治の不安定がさらに経済にも及ぶ可能性もあり、個人事業主にとっては依然厳しいビジネス環境が継続している。このような環境下では、個人事業主も売上を上げる事だけを考えているのは不十分であり、必然的によりスマートな経営手腕が求められる。そのような中で最近注目されているのがクレジットカードを使った事業経営だ。

なぜクレジットカードを使った事業経営なのか。その背景にはビジネス利用(B2B)に特化した加盟店網の拡大と個人事業主に特化したカードの開発が挙げられる。公共料金やスーパーマーケットなど過去10年で飛躍的に増加したクレジットカード取扱加盟店網は、ビジネス利用(B2B)の分野においても近年拡大している。

このB2Bの分野で加盟店の拡大とカード開発におけるリーディング・プレイヤーがアメリカン・エキスプレスだ。アメリカン・エキスプレスは、1999年からいち早く個人事業主を対象にカード事業を日本でも展開している。現在においても、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」という名でカード発行を行っており、B2B分野の加盟店網を日々拡大している。

業務の手間が省ける上、手数料も大幅削減

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードが経営者や個人事業主に人気の理由の一つに、経費節減効果が挙げられる。

たとえば同カードは、幅広い経費の支払いに対応している。オフィスで使用する備品の購入や携帯電話の通話料、宅配便やバイク便の配送費、人材派遣や広告宣伝費など、ビジネスで日常的に発生する様々な経費の支払いに利用することができる。 近年では、ある特定の業種に特化した加盟店化も興味深い。例えば、歯科医師が日々利用している歯科材料のディーラーや歯科技工所の仕入れ業者においても、 カード決済が可能になっているのもアメリカン・エキスプレスならではだ。

これら経費の支払をカードに集約することで、支払い業務及び振り込み手数料を削減にも貢献。毎月の携帯電話料金やプロバイダー料金、社用車のガソリンスタンドの支払いなど、多岐にわたる支払いをカードで一まとめにすることができれば、毎月何枚もの請求書の処理の手間が省ける上、振り込む手数料も不要に。また、社員に対する経費立て替え払いや仮払いの手間が省ける追加カードの発行も可能だ。

また、加盟店が参加している「ビジネス・セービング」プログラムで、割引や各種優待を受けられ、日々の業務で発生するコストを削減することもできる。

経費の支払いに利用するほど、自動的にポイントも貯まる

これら経費の支払いに利用すればするほど、独自のポイント制度であるメンバーシップ・リワードが100円=1ポイントずつ貯まっていくのも魅力的と言える。

たとえば、月15,000円の携帯電話料金の場合は150ポイント、月20,000円の宅急便などの配送費なら200ポイント、大阪出張などで新幹線の乗車券と特急券をカード払いにすると、2万8100円の東京・大阪間の往復料金分は281ポイント、10万円のオフィス器機の購入費用で1,000ポイント、仕事が忙しい時に事務スタッフの派遣を頼んだ派遣会社への支払い30万円で3,000ポイントというように様々な経費の支払いでポイントが加算される。

他にも、電気代やガス代、新聞代や文房具代など、毎月の支払い方法を現金からカードに換えるだけでポイントが貯まる。

貯めたポイントは、厳選された300を超えるアイテムと交換できる以外に、提携 航空会社のマイルや提携ホテルグループのポイントプログラムに移行し、特典航空券や宿泊券と交換することもできる。ちなみにオンライン・サービスに登録すると、オンラインでいつでもポイントの確認や交換が可能。

出張がキャンセルとなってもプロテクション機能でカバー

「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・ビジネス・カード」の付帯サービスとして、保険機能も充実している。その代表例が「キャンセル・プロテクション」機能。たとえば、家族の入院などによって、予定していた出張が急にキャンセルとなり、カードでの購入予約をしていた交通費やホテル代、接待用にカードで購入していたコンサートのチケット代などのキャンセル費用が発生した場合、その損害が補償される。

その他、インターネット上での不正使用による損害を全額補償するオンライン・プロテクション。カードで購入したものなら、購入日から90日以内であれば返品できるリターン・プロテクション。国内外問わず、カードで購入したほとんどの商品について破損・盗難などの損害を、購入日から90日間、1人年間最高500万円で補償するショッピング・プロテクションがついているのも嬉しい。

こうした特徴を持つ「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」を実際に利用している人とは、一体どのような人なのだろうか。都内で診療所を経営する山本美紀さん(仮名)もその一人だ。「以前は定休日や仕事の合間を縫って様々な請求書の処理を行っていましたが、カード決済にすることでその必要がなくなったのは助かっています。少ない人数で、経営や支払い、診療の全てを行わなくてはいけないので、支払関連を一挙に担ってくれる頼りになる一枚です。ポイントも効率的に貯まるのでマイルに交換しようと思っています。」

個人事業主の心強い味方

不景気といわれる時代、経費を削減しても支払わなければいけないもの、購入しなければいけないものは当然ある。ただ現金で支払っても何も得はないばかりか、振込手数料などのコストまで発生することになってしまう。

その点、ビジネス・カードで支払えば、時間もコストも削減できるだけでなく、ポイントが貯まったり、特典が受けられるといったプラスαのメリットもある。個人事業主にとって、よりスマートな経営手腕が求められる中、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」が心強い一枚として受け入れられるのも納得できる。