ロサンゼルスにいた頃、この頃になるとクリスマスセールでどこも大安売りをしていました。モールや大型スーパーなども夜遅くまで開いていて、街中クリスマスモード。ゴージャスなイルミネーションをしている家もたくさんあり、近くをドライブしているだけでも楽しかったです。それでは今回のコラム、ロサンゼルス滞在2日目は、ディズニーランド、カリフォルニア・アドベンチャー、そしてユニバーサル・スタジオをご紹介します。

やっぱり行きたい! ディズニーランド・リゾート

滞在2日目に行って欲しいのは、やはりディズニーランド・リゾートの、ディズニーランド・パーク(以下ディズニーランド)と、カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(以下、カリフォルニア・アドベンチャー)だ。

ディズニーランド正面

シンデレラ城。東京ディズニーランドのより小さいんです

ディズニーランドの大人気アトラクションは「インディー・ジョーンズ・アドベンチャー」。車に乗って、インディー・ジョーンズの世界を旅するというものだ。途中、映画のシーンそっくりな場所もあり、子どもから大人まで楽しめる。基本的に、東京ディズーランドより並ぶ時間ははるかに短い。夏休みの週末でもない限り、1日あれば、ほとんどのアトラクションに入ることができるのが、カリフォルニアのディズニーランドのよいところ。私がディズニーランドの中で一番お勧めするのが、「ファンタズミック!」というショーだ。光と音と水をふんだんに使ったこのショーは、フロンティアランドのリバー・オブ・アメリカで夜に行なわれる。水のスクリーンに映し出される映像は繊細かつ大迫力で、面白い演出になっている。

他にも、4人乗りのコースターで、ディズニーランド中心にある雪山の中を走り抜ける「マッターホーン・ボブスレー」トゥモローランドにある光の銃でターゲットを撃つ「バズ・ライトイヤー・アストロ・ブラスト」や、未来の発明をテーマにした「イノベンション」は、外せない。

カリフォルニア・アドベンチャーで必ず乗って欲しいライドは「ソアリン・オーバー・カリフォルニア」。何が新鮮かというと"乗り物なのに速くない"、"ふわりと浮いてフワーとスクリーンの上を移動する"ことだ。つまり、これはカリフォルニアの映像が流れるスクリーンの"上"をハングライダーでゆっくり飛ぶアトラクション。オレンジ畑の上ではオレンジの香りがしたりして、かなり不思議な仕掛けがなされている。次にお勧めするアトラクションは「カリフォルニア・スクリーミン」。これはゲートから一番遠いパラダイス・ピアにあるジェット・コースター。大きなミッキーの顔シルエットを360度回転するこのジェット・コースターの特徴は、スタートからたった4秒で時速85Kmまで加速するということ。出展サイト一瞬で上がるので、息つく間もないという感じだ。

カリフォルニア・アドベンチャー正面。この右側にダウンタウンディズニーがあります

パラダイス・ピアです。"スライドする"観覧車の仕組み、分かりますか?

他にもハリウッド・ピクチャーズ・バックロットにあるフリーホール型アトラクション「トワイライト・ゾーン・タワー・オブ・テラー」や、簡単なアニメーションを描く体験ができる「ディズニー・アニメーション」もお勧め。もちろん、「エレクトリカル・パレード」もお見逃しなく!

1日に2つ入れるチケットもあるが、どちらか1つにしか行けないのなら、ディズニーランドがお勧め。夕食は、ダウンタウン・ディズニー・ディストリクトで。私たちのお勧めは、Naples Ristorante e Pizzeria。ピザだけではなくリゾットがすごく美味しい。

本場は違う? ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(以下、ユニバーサル・スタジオ)は、映画がテーマのテーマパークだ。必ず行かなければいけないのは、実際に使われているセットの中をトラムでまわる「スタジオ・ツアー」。映画『サイコ(1960)』に出てくるノーマン・ベイツ家とモーテル、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)』の時計台、『グリンチ(2000)』の街並みなど様々なセットを見ることができる。さらに、観客を楽しませてくれる仕掛けもたくさん。サメが襲ってきたり、洪水が起きたり、地震が起きたり、ツアーの間中、ハラハラドキドキさせてくれる。

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの有名な地球儀です

私たちも含め、何度も行ったことがある人が口をそろえて面白いというアトラクションは、『スペシャル・エフェクト・ステージ』。2007年12月現在、『キングコング(1933)』と、『ハムナプトラ(1999)』、『ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々(2000)』で実際に使われた音入れや合成を見ることができる。例えば、トタンを使って嵐の音を表現したり、ブルースクリーンで人物を背景と合成したりなど。このアトラクションは観客参加型。音入れなどをステージ上で体験できるので、「やりたい人!」と言われたら、ぜひ手を挙げてみて。

スタジオ・ツアーでは、こんなセットの中をまわります

他のお勧めは、お化け屋敷「ハウス・オブ・ホラーズ」、大迫力のショーの「ウォーター・ワールド」、4-Dアトラクション「シュレック4D 」などだ。テーマパークの外にあるショッピング街、ユニバーサル・スタジオ・シティ・ウォークには、ハード・ロック・カフェといったレストランや映画館がある。夜遅くまで空いているので、ここでディナーをするといいだろう。

ウオーター・ワールドの一場面

グリンチのセットです

それでは次回は、滞在3日目に行きたいハリウッドとその他の見所をご紹介します。お楽しみに~。

(フォトアーティスト飯富崇生)

芦刈いづみと飯富崇生のミニコラム:マジック・マウンテン
絶叫マシーン大好き人間にはたまらない遊園地が、ロサンゼルスの郊外にあるシックス・フラッグス・マジック・マウンテンだ。私も家から20分ほどで行けたので、毎年年間パスを買い、足しげく通っていた。シーズンオフの平日はオープンしていないのだが、タイミングを見計らえば、同じアトラクションに連続で何回も乗れるという日もある。タイミングというのは……、夏休み前の平日などだ。どれもこれも外せないアトラクションなので、時間がある限り片っ端から乗っていこう。ちなみにこの遊園地はシカゴから家族で大陸横断するコメディ映画『ホリディロード4000キロ(1983)』の最終目的地「Walley World」として、登場する。
アクセス情報
最寄の国際空港:ロサンゼルス国際空港。日本からの直行便あり。約10時間。空港から、ディズニーランド・リゾートへは、フリーウェイI-105→I-605→I-5で約1時間。ユニバーサル・スタジオへは、I-105→I-110→US101で約45分。マジック・マウンテンへは、I-405→I-5で約1時間。
周辺観光地
カタリナ・アイランド、サンディエゴなど