アカウント数60万以上を誇る人気オンラインカードゲーム『Alteil II ~銀陽帝大戦』(以下、アルテイル2)。前作の『アルテイル』も含めると、すでに5年もサービスが続けられている国産のオンラインカードゲームで、その戦略性の高いゲーム内容と著名なイラストレーターを起用した美麗なイラストによって、海外からの評価も高い。

人気オンラインカードゲーム『Alteil II ~銀陽帝大戦』に注目!

とはいえ、本作を知らないという人はもちろんのこと、そもそも「オンラインカードゲームって何?」という読者も決して少なくないだろう。そこで「オンラインカードゲーム」にほんの少しでも興味を持っている人を対象に、『アルテイル2』の魅力を紹介していくのが本連載だ。まずは、『アルテイル2』がどんなゲームなのかというところからスタートし、次回以降、ゲームの流れやルールの概要などを噛み砕いて説明していく。

これまでに「アルテイル」シリーズを遊んだことがない人やカードゲームにあまり馴染みがないという人だけではなく、すでにプレイを始めている人も、基本をあらためて学ぶという意味でチェックしてみてほしい。

神々が作り出した大地……ラヴァート

『アルテイル2』ってどんなゲーム?

冒頭で述べたように、『アルテイル2』のジャンルは、一言でいうと"オンラインカードゲーム"ということになる。カードゲームといっても、ネットワークを介してほかのプレイヤーと対戦するため、カードそのものがデータ化されている。つまり、リアルカードは使わないというところが、オンラインカードゲームたる特徴となっている。

ネットワークを介してのプレイとなるため、カードゲームにありがちな対戦相手を探す問題点が解消され、いつでも好きなときに全国の対戦相手とその知恵を競うことができる。なお、会員登録をする前に、お試し版で実際にゲームを楽しむこともできるので、初めての人はまずこちらのお試し版に挑戦してみよう。

また、基本プレイ無料でカード購入時に課金をするモデルなので、ずっと無料で楽しむこともできる。もちろんプレイに必要な基本カードは最初に配布されるので安心してほしい。

著名イラストレーターによる美麗なイラストも『アルテイル2』の魅力

『アルテイル2』のプレイは1対1で行われ、それぞれのプレイヤー(「イクサー」と呼ぶ)は、30枚のカードからなる「ファイル」(いわゆる「デッキ」)を用い、対戦相手の「LP」(ライフポイント)を減らしていく。相手のLPを「0」にすることが、ゲームの最終的な目的である。

『アルテイル2』には、自分と相手が交互に手を打っていくターン制が採用されており、30ターンが終了しても勝負が決まらなければ、引き分けとなる。また、各イクサーには「タイムリミット」と呼ばれる持ち時間があり、これが「00:00」になる=持ち時間を使い切ると負けとなる。なお、戦績のつかない「フリーアリーナ」にはタイムリミットは存在しない。

実際に対戦を行う「バトル画面」

カードの種類

それでは、少しずつ細かい点について説明していこう。まずは、ゲームで用いるカードの種類に関してだ。『アルテイル2』のカードは、「ユニットカード」「ネームドカード」「グリモアカード」の3種類。ユニットカードとネームドカードは、戦いの舞台となる「バトルフィールド」に配置することで「ユニット」となり、相手を攻撃するカードである。ユニットカードの基本的な七つのパラメータを、ごく簡単に紹介しよう。

Lv (レベル) カードのレベル
HP (ヒットポイント) ユニットの体力
AT (アタック) ユニットの攻撃力
DF (ディフェンス) ユニットの防御力
RNG (レンジ) ユニットの攻撃が届く範囲
AGI (アジリティ) ユニットのすばやさ
LP (ライフポイント) ソウルカードとして使った場合に加算されるポイント(ソウルカードについては次回説明する予定)

それぞれのパラメータについては、次回、ゲームの流れに沿ってより詳しく説明する。当然ながら、各パラメータの値が高いほど、優れたカードといえる。

ネームドカードは、「魔法刀士『システィーナ』」といった具合にキャラクター名を含むカードで、ユニットカードにはない特殊能力を備えているものの、バトルフィールド上に同じ名前のカードを2枚以上出せないといった制約がある。

ユニットカード「太陽王国の超力分身兵」

ネームドカード「魔法刀士『システィーナ』」

もう一方の「グリモアカード」は、ゲーム中にさまざまな支援を行うカードで、バトルフィールドに配置されることはない。ユニットカードと違い、グリモアカードは一度使うとそれ以降使えなくなってしまうので、使いどころがポイントとなる。

グリモアカード「小さな稲妻」(左)、「聖騎士の埋葬」(右)

また、ユニットカードとネームドカードは、フィールドに出す以外に、「ソウルカード」にセットするというという特別な使用方法も存在する(詳細は次回説明する)。つまり、1枚のカードに2通りの使用方法が存在するのだ。

四つの神族

すべてのカードは、"ラヴァート"の世界に存在する四つの神族「リフェス」「ローティア」「ゴウエン」「ファルカウ」のいずれかに属しており、カード左下部分の色で判別できるようになっている。これはもちろん、ゲームの進め方に大いに関係がある。各神族(=属性)の特徴は以下のとおり。

  • 「リフェス」……光属性、防御重視型
  • 「ローティア」……闇属性、攻撃重視型
  • 「ゴウエン」……火属性、バランス型
  • 「ファルカウ」……水属性、すばやさ重視型

四つの神族はそれぞれ「色」と「属性」が決まっている



第1回目となる今回は、まず『アルテイル2』の概要と、ゲームに登場するカードの種類について説明した。次回以降、ゲームの流れや進め方などをより詳しく解説していく予定だ。

なお、『アルテイル2』などのカードゲームがサービスされているゲームポータル「アルテイルネット」には、会員登録の手順や、ゲームの進め方などを解説したさまざまなコンテンツが用意されている。そちらも参考にしながら、何はともあれ、まずはラヴァートの世界に足を踏み入れてみよう。ゲームの仕組みを理解するにつれ、奥の深さを実感できることだろう。

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