FPやフードコーディネーターなど、多彩な資格を持つ武田真由美さんが「体の内側からきれいになる」を目指すための節約レシピを紹介する連載「エイジングケアは安くおいしく! 」。今回は煮物の定番として重宝されている高野豆腐を意外な方法で調理したレシピをお届けします。
植物性たんぱく質が豊富な高野豆腐
皆さん、こんにちは! 今回ご紹介するおかずは、高野豆腐を使った私の大好物の一品です。
高野豆腐といえば、「煮物」のイメージが強いと思います。私もこのおかずを作るまでは、高野豆腐の使い道は煮物に絞られていました。ただ煮物で作ってみても、食感がちょっとパサつくし、家族も「苦手かな」と言っていました。そのため、煮物を作っても余ってしまうこともしばしば。
そこで、「家族が『おいしい! 』と言ってパクパク食べてくれないかな? 」とあれこれと考えた結果、余った煮物に少しにんにくしょうゆを足して、衣をまぶして揚げてみたんです。これが大好評! 自分でも驚きのリメイクでした。そこからできあがったのが、今回ご紹介するおかず「高野豆腐のふわっと焼き」です。
豆腐を凍らせて乾燥させた高野豆腐は、良質な植物性たんぱく質を多く含んでいるのが特徴の一つです。豆腐と同じくイソフラボンが豊富なので、美肌効果も期待できますし、鉄分やカルシウムも含まれています。見た目は小さいですが、食べて少し時間が経つとおなかにもたまる存在感のある食材です。
では、作り方です。
高野豆腐のふわっと焼き
材料(2人分)
高野豆腐 2枚 / 片栗粉 大さじ1 / 小麦粉 大さじ1 / サラダ油 大さじ1と1/2
A(めんつゆ<3倍濃縮> 大さじ1 / 酒 大さじ1 / おろしにんにく 小さじ1/2)
つくり方
1.耐熱ボウルにぬるま湯を入れて、そこに高野豆腐をつけてやわらかくなるまで戻す。やわらかくなったら、よく水洗いして水気をしっかり絞り、手で5~6つにちぎる。
2.ポリ袋にAを入れ調味料をなじませ、1の高野豆腐を入れてよくもみこむ。
3.2のポリ袋に入った高野豆腐に調味料をしみこませたら、小麦粉・片栗粉を入れてよくふってまんべんなく粉をまぶす。
4.フライパンに油を熱し、3の高野豆腐を入れてコロコロ返しながら全体にきつね色になるように焼く。
1の工程で水気を切る際は、ぎゅ~っと手で握るように高野豆腐を持って、しっかりと絞っておくのがポイントです。
1人分あたりの材料費は23円(調味料は除く・底値で計算)と、駄菓子並みです。形が不ぞろいだったり、割れていたりする高野豆腐を集めた「お徳用」の製品もあるので、それを使うとさらに節約効果も出てきますよ♪
冷めてもおいしくいただけるので、お弁当のおかずにもお勧めです。ぜひお試しくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
筆者プロフィール: 武田真由美
ファイナンシャルプランナーをはじめ、食生活アドバイザー、食育インストラクター、フードコーディネーターなどの資格を持つ。雑誌やテレビなどで幅広く活動し、節約アドバイスなども行う一方で、ダイエットレシピやメタボ対策レシピなどの講座も開く。ブログ「真由美さんの1週間2500円節約レシピ」で紹介する簡単おいしい節約レシピが好評。ブログ読者登録数は9万人を超える(2017年4月時点)。近著に「節約女王・武田真由美の1週間2500円ごはん」(主婦と生活社)がある。