FPやフードコーディネーターなど、多彩な資格を持つ武田真由美さんが「体の内側からきれいになる」を目指すための節約レシピを紹介する連載「エイジングケアは安くおいしく! 」。今回は低脂肪でヘルシーながらもしっとりした旨さが際立つレシピをお届けします。
もも肉派の私をむね肉派にさせた工夫
皆さん、こんにちは! 武田真由美です。
突然ですが、皆さんは鶏肉と言えばもも肉派ですか? それともむね肉派ですか?? むね肉は低脂肪・高タンパクが特徴で、そのうえ鶏もも肉よりもリーズナブルなので節約にも効果的です。
ただ、「節約・値段に注目したらむね肉だけど、もも肉の方がジューシーなんだよね……」などと思う人もいることでしょう。私もどちらかといえば、もも肉派だったのですが、今回ご紹介する一工夫をし始めてから、むね肉派になりました。むね肉にちょっとしたひと工夫を施すだけで、しっとりおいしく仕上がりますよ♪
鶏むね肉の磯部揚げ風
材料(2人分)
鶏むね肉 1枚 / マヨネーズ 小さじ1 / サラダ油 大さじ5
A(おろしにんにく 小さじ1 / 塩 少々 / こしょう 少々)
B(青のり 大さじ1/2 / 小麦粉 大さじ3 / 片栗粉 大さじ3)
つくり方
1. 鶏肉は食べやすい大きさのそぎ切りにする。
2. ビニール袋に鶏肉とマヨネーズ、Aを入れてもみこみ、Bも加えてなじませるようにもみこむ。
3. フライパンに油を熱し、2を両面焼き色がつくように揚げ焼きする。
鶏肉は食べやすい大きさのそぎ切りにする |
ビニール袋に鶏肉とマヨネーズ、おろしにんにくなどを入れてもみこみ、片栗粉なども加えてなじませるようにもみこむ |
フライパンに油を熱し、鶏肉を両面焼き色がつくように揚げ焼きする |
鶏むね肉をそぎ切りにすると繊維が断たれ、マヨネーズをもみ込むとさらにしっとり軟らかくなります。マヨネーズに含まれている酢の成分が、鶏むね肉を軟らかくしてくれるんですね。また、マヨネーズの油分が鶏むね肉の表面を包み込むので、パサつかずにしっとりとした仕上がりになります。
もし時間に余裕があれば、鶏むね肉にマヨネーズをもみこんで10分ほどおきましょう。マヨネーズがしっかりなじんで、よりしっとりした仕上がりになります。少量のマヨネーズをもみ込むという一工夫で、パサつきがちな鶏むね肉が驚くほどおいしくなります。ほかのお料理でもこの一工夫を加えてみてください。
磯部揚げはたっぷりの油で揚げるとカロリーが気になるので、油を控えて両面揚げ焼きにしました。油の後片付けもなく、手軽にできあがります。材料費は1人あたり87円(調味料は除く・底値で計算)で、缶ジュース以下というリーズナブルさ♪ ぜひお試しくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
筆者プロフィール: 武田真由美
ファイナンシャルプランナーをはじめ、食生活アドバイザー、食育インストラクター、フードコーディネーターなどの資格を持つ。雑誌やテレビなどで幅広く活動し、節約アドバイスなども行う一方で、ダイエットレシピやメタボ対策レシピなどの講座も開く。ブログ「真由美さんの1週間2500円節約レシピ」で紹介する簡単おいしい節約レシピが好評。ブログ読者登録数は9万人を超える(2017年4月時点)。近著に「節約女王・武田真由美の1週間2500円ごはん」(主婦と生活社)がある。