Vol.67 似たもの同士の組み合わせは実際にはあわないのでしょうか。

酒井さん

毎週コラムを愉しみに読んでいます。

英国人女性で非常に気になっている女性がいます。

(知的探究心旺盛な＝nerdな乙女座O型のせいか)何事も綿密で助言が的確で、明るく非常に責任感が強く、人の意見を滅多に否定したりせず、人に何か問題があったらすかさず、「それ大丈夫?」と聞いてくる大人の女性です。

ただ、(小生もそうなのでよく分かるのですが)非常にシャイな面を持ち合わせており、自分の意見を言ったとき、必ずといっていいほど、(こんな事いっても大丈夫かなあ)というような上目使いをしてきます。おそらく、細やかな事に気づく女性なので、過去に、責任感が強く「こうしなければいけないの!」といいながら、(でも、こういったらどうなんだろう。否定されたらどうなんだろう)という様なネガティブな面の両方の面を同時に考える癖が幼少の頃からついているからだと想われます。

小生はといえば、いつも「何事も何とかなるさ」と考えるみたいな陽気な人だと言われ、誰に対しても人当たりが良く(いい人過ぎると云われます)、(接した多くの女性があまり好まなかったけれども)しょっちゅう「おう、どうした」みたいな感じでバンバン背中を叩いたりして、いつもハッピーさんというイメージを他の人にもたれています。しかし、その実、人の一言に一喜一憂して、後々尾は引かないのですが、中々忘れられない傾向にあります。

小生から観れば(菜食を好む、知的探求旺盛、シャイ等)彼女と共通点が多く一緒になっても合うと想いますが、酒井さんから観て、こういう似たもの同士の組み合わせというのは、実際には自身が想う様には合わないものなのでしょうか。

ちなみに小生は蟹座のAB型です。

自分にとっての「ゆるせない、ゆずれない」ポイントが重要

結婚している人を見ていると、似たもの同士なカップル(同調系)と、まったく間逆な性格のカップル(補完系)と2種類のタイプがあるなと思います。

あなたが今、気になっている女性といると、相手の気持ちがよくわかって同調できて、安心するのではないかなと思います。

補完系は、反対に自分とはまったく違うタイプ、自分にないものを求める恋愛です。

これまでの恋愛を振り返って、自分はどちらの恋愛が多かったか、どちらのほうが好きで、どちらの恋愛が合っているかを考えてみるといいかもしれません。

あとは、相手の女性が同調できる相手を求めているのか、それとも、補完系の恋愛が好きなのかにかかっているかな、と思います。私は個人的に、カップルの相性は、食べ物の好みやシャイさ、探究心旺盛といった性格上の問題やその人の趣味など「よいところ」「好きなこと」が一致しているかどうかよりも、キライなこと、イヤだと思うところが一致しているかどうかのほうが重要だと考えています。

たとえば、あなたは菜食を好んでいるのに、相手の女性はけっこうお肉が好きな人だったら、あなたはそれを「それはそれでいい」と思えるのか、それとも彼女にちょっぴり嫌悪感を抱いてしまうのか、そこのところを見極めたほうがいいと思うのです。

好きなことや嗜好が違っていても、好きな人の興味のあることなら、意外と自分も興味が持てたりするものです。

ですが、キライなことや人としてゆるせないことは、どうしても譲歩できませんし、合わせることもできないから。

たとえば私は、ゴミのポイ捨てをする人、食べ物の好き嫌いのある人、観ないテレビをつけっぱなしにしている人(…しきりにテレビを観る人)とは一緒に暮らせないなぁと思います。

誰にでも、自分にとっての「ゆるせない、ゆずれない」ポイントって、必ずあるはずですので、そのあたりを見極めてみてほしいです。メールを拝見する限り、彼女はやさしい気遣いのできる知的な女性かなと思います。

ふたりの関係がよい方向にいくといいですね。応援しています。

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