Vol.40 メールのやり取りを始めて5カ月、相手の真意が分かりません。
私は、実家暮らし、現在無職の独身女性です。
相談なのですが、あまりにも異性と出会いがない環境なのでメールをやりとりするサイトに登録しました。
その中でいい人がいて相手は、2週間位のやりとりで会いましょう、みたいな事を言ってくれたのですがまだ早い気がして、断りました。それから5か月、メールのやりとりをしているのですが相手の真意がわかりません。
自分から誘ってみたい気もするけれど、今自分が職についてない自信のなさと、元来の男性恐怖症から会うのも少し怖い気がしています。でも、このままでは何も進まないし。相手は4歳上の忙しい会社員です。周りに女性があまりいない環境の人です。最近は週に2回位の短いやりとりになってます。
いい歳してこの関係ってどうなの? とも、思う部分もあります。 この先、相手が何か言うまで待つべきか……どうしたらいいいと思いますか?
よろしくお願いします。
(31歳、女性、家事手伝)
メールの中でも相手を知ろうとする努力を。今度はあなたから誘ってあげて
私もメールでやりとりをする出会いのサイトに登録して、実際に男の子と会ったりした経験があります。
女性にとって、実際に地上で起きる恋愛とデジタルからはじまる恋愛の大きな違いは、相手の背景が見えるか見えないかという問題だと思います。
たとえば、会社や学校で、友人の紹介で知り合う男性というのは、どこに住んでいて(どこの出身で)、こういう外見のこういう性格で、自分と親しい○○さんとも仲がいい……といった背景がある程度見えています。また、共通の知人がいれば、自分が知らなくてもいざとなれば相手のことをもっと知ることができるという安心感もあります。
ところが、デジタルはじまりにはその背景がありません。自分もメールのやりとりをして気付いたのですが、男性は相手の背景が見えないことをあまり気にしないようですが、女性にとってはそこがとても不安です。
ですので、私の場合は、出会いのサイトに登録して実際にたくさんの男性と会っていた同業の先輩女性から、最初に心得をイロイロ伝授してもらいました。
- 初めて会うときは、昼間、人の多い場所で待ち合わせをする。会う前に、彼のケータイメルアドだけでなく、ケータイ番号も聞いておく。
- 家族や友人に事情を話し、行き先と自分の連絡先、彼のケータイ番号も知らせておく。また、帰りの時間を決めておき、その時間に電話をくれるよう頼んで、無事を確認してもらう。
- どうしても不安だったら、彼に「友だちを連れてきて」とお願いして、自分も友だち連れで4人で会ってみたりする。
なるほどぉ、こういうふうに気を付ければいいのね、と思いました。
とはいえ、私はサソリ座なので、疑り深く不安症です(ちなみに、うちの母もサソリ座ですが、疑り深いどころか、すぐに何でも信じちゃいますけど)。ですから、メールのやりとりをしている最中に、相手の背景がもっとよく見えるように努力しました。
男性は、2回目、3回目のメールのやりとりで、すぐに自分の働く会社や卒業した学校のことを教えてくれます。あるとき、メールのやりとりをしていた男性が、学生時代は学校のオケでヴィオラを弾いていて……と教えてくれたことがありました。
そういえば、仕事の知人の△△さんも××大学出身でオケにいたような…世代も近いし、ちょっと聞いてみよう。というわけで、
「ねぇ、大学時代のオケに◇◇くんってヴィオラの人いた?」
と聞いてみると、
「あーあー。2つ後輩ですよ。知ってます、知ってます。おとなしいけど、しっかりしたヤツですよね。え、何? 知り合い?」
という感じで、彼の共通の知人をみつけたわけです。
自分の中に少しでも不安な気持ちがあるのなら、メールの中でも相手を知ろうとする努力をしたり、「ここまではいいけど、ここには踏み込んでほしくない」といった自分ルールを設定したりするといいかと思います。
それから、あまり長くメールのやりとりをしていると、最初のドキドキ感が薄れて、相手への気持ちがだんだんとメル友感覚になってしまいがちです。
できれば、彼が「会おうか?」と言ってくれた段階、やりとりをはじめて1カ月以内で会ってみてもよかったかもしれません。
彼だって、きっと勇気を振り絞って「会おう」と言ってくれたはずです。男の人だって、拒絶されると自信を失って、なかなかもう一度誘うなんてできないものです。
今度はあなたから誘ってあげてほしいと思います。
今、あなたが仕事をしていないことはぜんぜん不安にならなくていいと思います。自分を休ませる時間って絶対に必要です、と最近つくづく実感しています。今、この時間があなたに必要なのです。自信を持って、彼に接していってほしいです。
恋のお悩み、募集してます
マイコミジャーナルでは、酒井冬雪先生への恋愛相談を募集中です。結婚相手がいる人、いない人に関わらず、結婚もしくは婚活へのお悩み、恋愛相談など、随時受け付けております。年齢、職業、性別を書き添えた上でこちらまでご応募ください。掲載する際には、編集部よりメールでご連絡を差し上げる場合がございますので、ご了承ください。