Vol.36 結婚相談所での活動を続けて、望みはあるのでしょうか。。
酒井先生、こんにちは。
現在、結婚相談所に登録して活動している34歳の派遣社員です。
以前5年くらい片思いをしていて、その間に何人かの人に好意を持たれていたようですがいずれも私自身、好きな人がいる気持ちのままではお付き合いするのは失礼になると思い、すべてお断りする状態でした。結局思いをうまく利用されていたようで片思いは実らずでした。昨年、私に告白してくれた年下の男性とお付き合いしましたがだんだん冷たくなってきて、一緒にいても楽しくなくなったとメール1通が届き、お別れされました。
片思いが駄目になる頃から、ひどく物事にたいして無気力・無関心になり、精神的にも不安定になってしまい、心療内科や催眠療法に通院しても回復できないでいます。かれこれ4年以上です。仕事にも影響し、正社員で転職できたところもすぐに辞めてしまう状況でした。
今年の4月終わりころに、結婚相談所に入会しお見合いを希望したかたたちとお見合いをすると、ありがたいことに相手の方からも気に入ってくださいまして、食事などするのですが、お見合いよりも自分の趣味優先の人やあまりにおとなしい人だったり、仕切りができなく話題もなくなって会話にこまったままずるずると時間が過ぎてしまったり、一歩踏み込んだ真剣な話をしたとき話し終わると「大変でしたね、来週会えますか? 」と私の話よりも会う約束を取り次ぐのが優先のような人もいて、悩んだ挙句すべてお断りしてしまう状況でした。
どんどんお断りすることで、相手の方への申し訳ない気持ちやこのまま決まらないのかもという不安と焦りで、睡眠がとれなかったりマイナス思考になる一方です。
相談所でお見合いしたい相手を年齢や職業など検索条件で搾るのですが、条件を変えたほうがいいのかと考えています。でも自分の学歴がないことで相手からの希望条件にあわないこともしばしばです。
お見合いしたい人もいましたが、相手への希望をみると私のような学歴もなく、家柄もあまりいいとはいえない家庭環境のものは、お見合い希望すらできないのかなと落ち込みました。
最近は、お見合いしてもウキウキという気持ちや異性に対する緊張ということがなくなってしまい、面接官のような自分に気づくばかりです。
職場の上司にも相談しているのですが、周りはほとんど既婚で難しいです。
周りからは相手への希望条件が厳しいのでは? と言われることもありますが、自分の母親が「単に働きたくなかったから」という理由で父と結婚して、父が結局働かない人だったのでえらく苦労しているのをみて、絶対このようになりたくないと思っています。
父は内弁慶で頼りにならず、定職につかず神経質で面白い冗談も言えないような殺伐とした環境だったので、それと逆の人を希望しているだけです。
長くなってしまいましたが今後も活動を続けて望みはあるのでしょうか……。
(34歳・女性・派遣社員)
会話に入らなくても、気配りさえすれば大丈夫。二次会で気になる女性に話しかけてみて
家柄が、学歴が……とご自分の条件を、悪い方向に考えないようにしてほしいと思います。自分では「マイナス」と思う面があったとしても、逆に考えてみると、家柄や学歴を気にするような心の狭い男性(と、その家族)を自然と門前払いできている、ともいえるはずなのです。
本当に、心が広く、人としてまともな男性でしたら、相手の背景ではなく、その人本人、あなた自身をちゃんと見てくれるはずです。もっと自分に自信を持っていいと思います。 また、あなた自身が男性を選ぶときに厳しい条件をつけているのではないかとご心配されているようですが、条件はしっかりあったほうがいいと思います。
もちろん、その条件によって、結婚相談所で紹介してもらえる男性が0人になってしまうというのでしたら、少しは条件を見直してもいいかもしれません。
けれど、その条件でも数名の方がリストアップされてくるのでしたら、まずはどんどん会ってみるべきです。結婚相談所へ行くと、自分とマッチする相手が100人、200人もいる……とわかって、ホッとするというか「自分もまだまだイケる」とうれしくなるものです。 とはいえ、実際に100人、200人の人に会ってその中から決めるというのは、余程のバイタリティーと時間と、もしかすると資金も必要になります。
数名、多くて20名くらいの候補者があって、その中から気になる人に会っていくというくらいでも、ちょっと引っ込み思案だったりおとなしかったりする女性にはちょうどいいのではないかなと思います。
さてさて、でも、あなたは実際に男性にも会っていらっしゃるんですよね。だけど、次の約束を取り付けることに躍起になって、あなたの話を聞いてくれない男性と、もう一度会う気がしないみたいですね。
男性というものは、女性よりもコミュニケーションを取ることが苦手な人が多いものです。ですから、初対面の人には、自分をアピールし、よく思ってもらうことばかり考えてしまいます。相手の女性がパッと見、自分の好みでなかったら、もっと落ち着いて冷静な態度を取れるかもしれません。
でも、「この人、いいな」「この人に嫌われたくない」と思ったら、初対面のときは猛攻撃をかけてしまう人がほとんどです。あなたはきっと、初対面で男性から好かれているんだと思います。
初対面のときは、あなたに最悪の面を見せてしまった男性でも、2回目以降に会ってみたら、けっこう落ち着いてこちらの話も聞いてくれた……そういうことってけっこう多いんです。
ですので、最低でもひとりの人と3回以上会ってみてから「もう会わない」かどうかを判断してあげるといいと思います。
最後になりますが、結婚したら相手の男性が自分に何をしてくれるか? どんな生活をさせてくれるか? 私の心を癒してくれるか? ということばかりでなく、あなたが彼に何をしてあげられるのか? をイメージしてみてほしいです。
あなた自身が、この人にはあれもしてあげたい、こんなこともしてあげたい、どんなときもそばにいたい! そう思える相手と結婚してください。
これから出会う男性のことは、私はこの人に何かしてあげたいと思えるかな? と想像しながらで見極めてみるといいかもしれません。
きっと、あれこれ悩んでしまうタイプの人なんだと思いますが、出かけるときは鏡の前で笑顔の練習をして、かわいい笑顔で男性に会いにいってみてほしいです。でも、がんばりすぎないでくださいね。まずは、あなたの心の幸せが大事なんです。結婚や男性の存在は、その次ですからね。
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